手間のかかる見積業務をAIで効率化!AIソリューション Es Prophetterを開発へ!

本日のtopicsは、短時間で一定の水準の概算見積価格を算出するAIソリューション 「Es Prophetter」をご紹介します。

株式会社ニーズウェルは、過去の見積実績データを機械学習し、一定水準の見積を即時に算出するAIソリューション「Es Prophetter」(イーエス・プロフェッター)を開発し、2022年4月1日より提供を開始しました。
担当者のスキル、経験等により属人的になりがちな見積業務において、Es Prophetterは見積担当者のスキルや経験に頼らず短時間で一定の水準の概算見積価格を算出します。これにより経験の浅い担当者でも見積書の作成が可能となります。

開発の背景

製品やサービスの対価としてかかる費用をあらかじめ算出する見積業務は、商取引の段階で重要なステップであるにも関わらず、次のような課題がありました。

  • 見積技術が確立されていない:見積技術が確立されておらず、案件や担当者の経験・知識毎にブレ・偏りが出る。
  • 専門知識を持つ人材が必要:一定以上のスキルや経験を持つ人材の育成に時間がかかり、人手不足になりがち。
  • 見積に時間がかかる:解析の根拠とするデータ項目が多く、見積作業に時間がかかり、負荷が高い。

Es Prophetterは、これらの課題を解決するAIソリューションとして、ニーズウェル社が東京ファブリック工業株式会社様へ提供したAIモデルから生まれました。過去の見積実績データを機械学習し、見積担当者のスキルや経験に頼らず短時間で一定の水準の概算見積価格を算出するため、経験の浅い担当者でも見積書を作成することが可能です。

ネーミングの由来は、Estimate(見積)のEsと、Prophet (予言者)にer(~をするもの)という接尾辞をつけ加えた造語Prophetterを組み合わせました。

「Es Prophetter」導入効果

  • 見積技術(ルール)の確立:過去のデータを分析し、各根拠項目が価格へ及ぼす影響度を算出。算出した影響度を参考に社内の見積技術(ルール)を策定・確立することが可能です。
  • 見積精度の向上:確立した見積技術(ル―ル)をAIモデル化することで、案件や担当者毎の見積結果のブレ・偏りがなくなり、見積精度が向上しました。
  • 見積時間の短縮:AIモデルを搭載した見積システムを構築することで、数時間かかっていた見積時間を大幅に短縮しました。

「Es Prophetter」特長

主な特長は以下の通りです。

様々な業種の見積業務に対応

対象とする製品、部材の販売ルートや業界慣習等で見積方法は様々ですが、Es Prophetterは過去のデータ毎に分析を行い、AIモデルを検討するため、業界や業務の特性に応じて柔軟にモデル化することが可能です。

短納期・低コストでAIモデル化を実現

ニーズウェルの専門のAIエンジニアが業務のヒアリングからデータ分析やデータクレンジング、AIモデル化までを担当し、最短1か月でAIモデルを構築します。ただし、対象業務の内容や、分析のデータ量により異なります。
データクレンジングとは、データの品質を分析し、最適な質・量に調整することで、クレンジングによりデータの価値を高め導入効果を最大化することができ、データ作成コストや、ストレージのためのサーバコストも低減します。ニーズウェルでは、データクレンジングに特に力をいれてAIモデルを構築しています。

業務システム開発までワンストップで対応

見積業務にとどまらず、業務全体を分析し、見積の後の受注処理まで見据えた効率化を実現するシステムをご提供します。

AI構築のプロセスについて

AI構築は5つのステップごとに繰り返しながら実現していきます。AI構築においてはステップごとに精度目標を定め目標とした精度に至らない場合は、教師データ追加やモデル変更などを行い再検証するプロセスを繰り返し行うことが重要です。

AIの機械学習により、一定水準の見積を即時に算出するAIソリューション「Es Prophetter」に注目です!

最新情報をチェックしよう!