「SNSやチャットツールのアイコンを変えたいけれど、デザインの知識がない」「生成AIでアイコンを作ることは可能?」と疑問を持つ方も多いでしょう。生成AIを使えば、テキストで指示を入力するだけで、数分でオリジナルのアイコンを作成できます。
そこで本記事では、生成AIで作れるアイコンの種類から、具体的な作り方の4ステップ、おすすめの無料AIツール5選、生成AIでクオリティを上げるコツまでを網羅的に解説します。
生成AIで作るアイコンとは?

生成AIで作るアイコンとは、「かわいい猫のイラスト」のようにテキストで指示を入力するだけで、AIが自動的にデザインしてくれるアイコンのことです。
従来、アイコンの制作といえばIllustratorなどの専門ソフトを使うか、デザイナーに外注するのが一般的でした。しかし、生成AIの登場によって、デザイン未経験者でも数分でオリジナルのアイコンを作成できる時代になっています。
生成AIで作れるアイコンの種類一覧
アイコンと一口に言っても、用途によって求められるデザインはさまざまです。生成AIは幅広いテイストに対応できるため、目的に合わせて使い分けられます。代表的な種類を一覧表にまとめました。
| アイコンの種類 | 主な用途 | デザインの特徴 |
|---|---|---|
| SNS・プロフィール用アイコン | X、Instagram、LINEなど | 人物イラスト・似顔絵風・アニメ風など個性を出しやすい |
| ビジネス用アイコン | 社内チャット、名刺、Web会議 | 落ち着いた色味で信頼感のあるテイスト |
| Webサイト・アプリ用アイコン | ボタン、メニュー、機能説明 | フラットデザイン・線画などシンプルで視認性重視 |
| 資料・マニュアル用アイコン | プレゼン資料、社内文書 | ピクトグラム風で意味が直感的に伝わるもの |
| ロゴ風アイコン | ブランド、サービス、YouTubeチャンネル | 文字やシンボルを組み合わせた印象的なデザイン |
| キャラクターアイコン | ゲーム、コミュニティ、配信活動 | 3D風・ドット絵風など遊び心のある表現 |
このように、生成AIはかわいいイラスト系のアイコンから、業務システムで使うようなシンプルなピクトグラム系のアイコンまで幅広く生成できます。
4ステップ|生成AIでアイコンの作り方
ここからは、生成AI(ChatGPT)を使ったアイコンの具体的な作り方を4つのステップに分けて解説します。
- アイコンの用途を決める
- プロンプトを構築・入力する
- 生成結果に基づいて修正指示を出す
- サイズ・形式を調整して保存する
①アイコンの用途を決める
生成AIでアイコンを作る前に、まず「何に使うアイコンなのか」を明確にしましょう。用途が曖昧なままプロンプトを入力すると、生成されたアイコンが使用する場面に合わず、作り直しが増えて時間を浪費してしまいます。
特に無料プランの生成AIツールは生成回数に上限があるケースが多いため、以下の項目を決めておきましょう。
- 掲載する場所
- 表示のサイズ
- 伝えたい印象
- 色のトーン
たとえば同じ「犬のアイコン」でも、SNS用ならイラスト調、業務アプリ用ならシンプルな線画、というように用途によって正解は変わります。
②プロンプトを構築・入力する
用途が決まったら、生成AIに入力するプロンプト(指示文)を組み立てます。ここからは実際にChatGPTを使ったアイコンの作成方法を紹介します。なお、ChatGPTのログインがまだの方は、登録をしておきましょう。
今回はChatGPTで犬のアイコンを作成していきます。以下のようにプロンプトを入力します。

| あなたはプロのデザイナーです。犬のアイコンを作成します。以下の条件に沿ってアイコンを作成してください。 #条件 |
③生成結果に基づいて修正指示を出す
今回は以下のようなアイコンが生成されました。

条件を正しく設定していたので、理想通りのアイコンが作成されましたが、イメージ通りではない場合、再度プロンプトで修正指示を出します。例えば、以下のようにプロンプトを入力して、クリスマス仕様に変更します。
| 上記の画像ですが、クリスマス仕様にアイコンを変更したいです。デザインはそのままでクリスマスをイメージしたアイコンに変更してください。背景も変更して大丈夫です。 |
④サイズ・形式を調整して保存する
以下のようにアイコンが生成されました。

最後はサイズや形式を調整して保存をします。サイズ変更・保存の方法はChatGPTの場合、画像をクリックすることで可能です。

赤枠の部分で調整・保存をしましょう。
ChatGPTでは、アイコンだけでなく画像の生成も可能です。以下の記事では、画像生成の方法について詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
生成AIでアイコン作成におすすめの無料ツール5選
ここからは、無料でアイコン作成に使えるおすすめの生成AIツールを5つ紹介します。
| 生成AIツール名 | 無料枠の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 1日数枚程度 | 対話しながら修正ができる |
| Canva | 月50回(マジック生成) | 生成から編集・書き出しまで完結 |
| Adobe Firefly | 月10クレジット程度 | 著作権に配慮した学習データで安心に活用が可能 |
| Microsoft Designer | 無料(ブースト制) | DALL-E系モデルを手軽に使える |
| MiriCanvas | 毎日クレジット付与 | テンプレートが豊富で初心者向き |
①ChatGPT

出典:OpenAI
ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型の生成AIです。テキストでの会話だけでなく画像生成にも対応しており、チャット形式でやり取りしながらアイコンを作れるのが特徴です。
例えば、「もう少し笑顔にして」「背景を水色に変えて」といった日常会話のような指示で修正を重ねられるため、プロンプト作成に慣れていない初心者でも理想のアイコンが作成しやすい生成AIツールと言えます。
ChatGPTの使い方やアイコン作成が難しそうと感じる方は「ChatGPTセミナー」の受講を検討しましょう。ChatGPTセミナーでは、生成AIを活用した業務効率化を学べるハンズオン形式のセミナー講座です。
アイコン作成に必要なプロンプトの構築方法やより高精度なアイコンを作成するための使用方法など短期間で学習できます。まずは以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
| セミナー名 | ChatGPTセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Canva

出典:Canva
Canvaは、生成AI機能「マジック生成」を搭載しており、プロンプトを入力するだけで1回につき複数枚のアイコンを出力してくれます。無料プランでも月50回程度まで画像・アイコン生成を利用でき、生成回数は毎月リセットされる仕組みです。
Canvaの強みは、生成AIで作った画像をそのままデザイン編集できる点にあります。生成したアイコンに文字を重ねる、フレームで円形に切り抜くが、すべてブラウザ上で完結できます。
CanvaのAI機能であるマジック生成や作成したアイコンの編集をスキルを短期間で身につけたい方は、「Canva基礎セミナー」の受講を検討してみてください。
Canva基礎セミナーでは、作成したアイコンの編集や生成AI機能を活用したデザイン制作を実践形式で学習し、実務レベルまでスキルを身につけることが可能です。まずは以下のリンクから詳細を確認してみてください。
| セミナー名 | Canva基礎セミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
③Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorで知られるAdobeが開発した生成AIです。特徴は、Adobe Stockの画像や著作権が失効したパブリックドメインのコンテンツなど、権利的にクリアな素材を中心に学習している点です。
生成AIの商用利用で不安になりがちな著作権リスクに配慮した設計のため、ビジネス用途のアイコン作成でも安心感が高いAIツールと言えます。日本語プロンプトに対応しており、「テキストから画像生成」だけでなく、生成塗りつぶしなどの編集機能も充実しています。
④Microsoft Designer

Microsoft Designerは、Microsoftが提供する生成AIデザインツールです。Microsoftアカウントさえあれば無料で利用でき、OpenAIのDALL-E系の画像生成AIモデルを手軽に使えるのが魅力です。
プロンプトを入力すると複数のアイコン候補が一度に生成されるため、比較しながらイメージに近いものを選べます。操作画面もプロンプトも日本語に対応しており、生成後はフィルターや明るさの調整、トリミングといった簡単なAI編集もツール内で行えます。
⑤MiriCanvas

出典:MiriCanvas
MiriCanvasは、韓国発のクラウド型AIデザインツールで、2024年から日本語版にも本格対応し、日本でも利用者が増えているサービスです。AI画像生成機能が標準搭載されており、生成タイプとして「ロゴ・アイコン」を選択できるため、アイコン作成との相性が良いのが特徴です。
写真風・イラスト風・3D風などスタイルのテンプレートが用意されており、難しいプロンプトを考えなくても直感的な操作でアイコンを生成できるのは初心者にとってメリットです。
以下の記事では、アイコンだけでなくイラストも作成できるおすすめのツールを挙げていますので、チェックしてみてください。
生成AIで作成するアイコンのクオリティを上げるポイント

ここでは、生成AIでアイコンを作成する際にクオリティを上げるための3つのポイントを解説します。
- 小さく表示しても何のアイコンか分かるようにする
- 背景・色・余白をシンプルにする
- 複数アイコンを作る場合はテイストを統一する
①小さく表示しても何のアイコンか分かるようにする
アイコンは、SNSのタイムラインやスマホの画面上では想像以上に小さく表示されます。生成AIの編集画面では細部まできれいに見えていても、実際に使う場面では数十ピクセル程度に縮小されるため、小さくても一目で内容が伝わるか確認しましょう。
生成AIでアイコンを作る際は、次の点を意識してプロンプトを組み立てるのがおすすめです。
- モチーフは1つに絞る
- 顔や主役をアップにする
- 細かい書き込みは避ける
生成AIは指示がないと背景に街並みや小物を描き込むなど、情報量の多い画像やアイコンを出力しがちです。「余計な要素は入れない」という指示をAIに伝えることが大切です。
②背景・色・余白をシンプルにする
アイコンのクオリティを高めるには、モチーフそのものだけでなく、背景・色・余白の設計も重要です。生成AIでアイコンを作る場合も、
- 背景をシンプルにする
- 色数を絞る
- 余白を確保する
といったポイントを押さえることで、より使いやすく見栄えのよいアイコンに仕上がります。特にSNSやWebサイトで使うアイコンは、小さく表示されることが多いため、背景や色が複雑すぎると視認性が下がります。
③複数アイコンを作る場合はテイストを統一する
Webサイトのメニューや業務マニュアルなどでは、複数のアイコンをセットで使う場面が多くあります。このとき重要なのが、テイストの統一です。1つひとつは良いアイコンでも、線の太さや色使い、タッチがバラバラだと、並べたときに素人っぽい印象になってしまいます。
生成AIで複数のアイコンのテイストを揃えるには、次の方法がおすすめです。
| 方法 | 概要 |
|---|---|
| プロンプトの共通部分をテンプレート化する | スタイル指定の部分を固定し、モチーフだけを差し替えて生成する |
| 同じチャット内で続けて依頼する | 対話型の生成AIなら、「同じテイストで」と依頼することで一貫性を保ちやすい |
| 参照機能を活用する | ツールによっては既存画像をスタイルの参考として指定できるため、1枚目のアイコンを基準に残りを生成する |
それでも生成AIの出力には毎回ズレがあるため、生成後に「線の太さが揃っているか」「色味がずれていないか」を並べて確認しましょう。
生成AIでアイコンを作成する際によくある質問

最後に、生成AIでアイコンを作成する際によくある質問に回答します。
生成AIでアイコンを作成のまとめ
生成AIを活用すれば、デザイン経験がない方でも、用途に合ったオリジナルアイコンを手軽に作成できます。生成AIの活用は、プロンプトの指示次第で幅広いテイストに対応できる点が魅力です。
ただし、クオリティの高いアイコンを作るには、用途を明確にしたうえで、プロンプトの構築が重要です。また、商用利用や著作権、肖像権には注意し、各AIツールの利用規約を確認したうえで活用しましょう。




