2012年に「21世紀で最もセクシーな職業」と呼ばれたデータサイエンティスト。しかし、2026年現在、AIの進化によりコーディングに対する価値も大きく変化しました。
この記事では、「データサイエンティストはやめとけ」といわれる10の理由、現在のニーズや年収も解説します。「データサイエンティストに興味はあるけれど、将来性が不安…」という方はぜひ参考にしてください。
本当に「データサイエンティストはやめとけ?」なのか

ネット上では「やめとけ」「つらい」という声が目立つデータサイエンティストですが、本当に「やめとけ」といわれる状況なのでしょうか?
ここでは、現在のデータサイエンティストの最新求人動向・年収、将来性をもとに、「やめとけ」といわれる実態をわかりやすく解説します。
データサイエンティストのニーズ・年収
「やめとけ」といわれるデータサイエンティストのニーズは、現在その声に反して高いと評価できます。
実際、求人サイト「求人ボックス」の最新データ(調査日:2026年7月14日)によると、東京23区だけで7,422件もの求人が掲載され、1日で202件の新着が追加されていました。
未経験可の正社員から年収2,500万円のハイクラス案件まで幅広く、「やめとけ」といわれる要素は低いことがわかりました。現在募集中の求人(新着順)・推定年収は以下の通りです。
| 企業名 | 主な業務内容 | 推定年収 | 特徴・雇用条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社エム・シー・アイ |
| 540万円~ 1,000万円 |
|
| 株式会社U-ZERO |
| 600万円~ 1,000万円 |
|
| Trust株式会社 |
| 1,000万円~ 2,500万円 |
|
| 株式会社キーエンス |
| 1,000万円 |
|
| 株式会社エニトグループ |
| 700万円~ 1,000万円 |
|
参照:データサイエンティストの仕事・求人 – 東京23区|求人ボックス
データサイエンティストの将来性
続いて、「データサイエンティストはやめとけ」「AIに仕事を奪われてなくなる」といわれる現状を、経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」の試算結果から推察しましょう。
当調査によると、日本のIT人材の不足数は今後も拡大し続けることが予測され、「データサイエンティストはやめとけ」という心配はないことがわかります。
以下は、IT人材市場の成長度合い「中位シナリオ」による2024年以降の人材不足数の推移試算で、2024年から2030年にかけての増加率は約34.0%です。
| 年 | 供給人材数(予測) | 人材不足数 |
|---|---|---|
| 2024年 | 約110.0万人 | 約35.0万人 |
| 2025年 | 約111.0万人 | 約36.4万人 |
| 2026年 | 約111.4万人 | 約38.1万人 |
| 2027年 | 約111.8万人 | 約39.8万人 |
| 2028年 | 約112.2万人 | 約41.5万人 |
| 2029年 | 約112.7万人 | 約43.2万人 |
| 2030年 | 約113.3万人 | 約44.9万人 |
なお、2030年時点における他シナリオの予測結果を見ると、低位シナリオでは約16万人、高位シナリオは約79万人の人材不足が発生すると試算されています。
参照:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
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データサイエンティストはやめとけといわれる理由10選
求人需要や将来性が高いデータサイエンティストですが、なぜ「データサイエンティストはやめとけ」といわれるのでしょう。ここでは、データサイエンティストはやめとけといわれる10の理由をお伝えします。
- 地道な前処理が仕事の大半を占める
- 将来AIに代替される懸念がある
- 高年収目的だけだと割に合わない
- コミュニケーション能力も求められる
- 万年人手不足で1人あたりの仕事量が重い
- 常に新しい知識を学び続けるつらさがある
- 業務範囲が曖昧で評価されにくい
- 本来の分析業務に集中できない
- キャリアパスが見えにくい
- 専門的な知識やスキルが求められる
①地道な前処理が仕事の大半を占める
「やめとけ」といわれるデータサイエンティストですが、一方でAIモデルを作る華やかな仕事を思う方も多いでしょう。しかし、実際は前処理(データ収集、不要データの削除など)に多くの時間を費やすため、想像とのギャップを感じ、「やめとけ」と評価されることがあるのです。
②将来AIに代替される懸念がある
近年は「AIの進化でデータサイエンティストは不要になる」「将来性がないからやめとけ」といった声も聞かれるようになりました。実際、定型的なコーディングなど、業務の一部はAIが代替しつつあるため、こうした変化から「データサイエンティストはやめとけ」という声につながっています。
③高年収目的だけだと割に合わない
先ほどの求人データからわかるように、データサイエンティストは高年収な職種です。しかし、経営コンサルティングの立ち回りまで求められるケースもあり、こうした場合に「割に合わないからやめとけ」との評価につながっています。
④コミュニケーション能力も求められる
データサイエンティストは「パソコンに向かってコードを書き、人と話さずに済む技術職」と勘違いして選ぼうとするなら、絶対にやめとけといわざるを得ません。実務では、他部署との交渉といったコミュニケーションに多くの時間を割くため、「人嫌いであればやめとけ」といわれているのです。
⑤万年人手不足で1人あたりの仕事量が重い
企業からのニーズが絶えない一方で、現場の人手不足は深刻化していることも、データサイエンティストはやめとけといわれる要因です。人材不足の裏を返すと、「膨大なタスクとプレッシャー」が浮き彫りになるため、多くの現場で「業務がきついからやめとけ」と評価されています。
⑥常に新しい知識を学び続けるつらさがある
「一度スキルを身につければOK」と考えているなら、データサイエンティストはやめとけといえます。データサイエンティストの技術進化は早く、プライベートの時間を削ってでも学習し続ける必要があるため、「負担が重すぎてつらいからやめとけ」といわれているのです。
⑦業務範囲が曖昧で評価されにくい
データサイエンティストが「やめとけ」といわれるのは、業務範囲の境界線が曖昧であることも原因です。データ収集から運用保守まであらゆる仕事を振られる割に、評価基準が不透明で成果を認めてもらえないケースが多いため、「割に合わないからやめとけ」といわれているのです。
⑧本来の分析業務に集中できない
データサイエンティストが「やめとけ」といわれるのは、本来の分析業務に集中できないためです。実際は、大半の時間をデータの前処理やコンサルティングといった周辺業務に費やしがちで、「スキルが伸び悩むからやめとけ」という結論に至ってしまいます。
⑨キャリアパスが見えにくい
データサイエンティストが「やめとけ」といわれるのは、企業内で将来のキャリアパスが描きにくいことも理由です。新しい職種ゆえ、「シニアデータサイエンティスト」や「リードデータサイエンティスト」といった上位職がない企業も多く、「将来頭打ちになるからやめとけ」といわれているのです。
「そもそも、データサイエンティストのキャリアパスは何がある?」という方は、以下の記事がおすすめです。具体的なキャリアパス、必要なスキル・おすすめ資格も紹介しています。
⑩専門的な知識やスキルが求められる
データサイエンティストは「やめとけ」といわれる理由の最後は、求められる知識やスキルの幅広さです。データ分析だけでなく、プログラミングやデータエンジニアリング、業界やビジネスの知識まで必要になります。結果「大変そう」と感じてしまい「やめとけ」といわれるのです。
データサイエンティストはやめとけ?実はチャンス!
「データサイエンティストはやめとけ」という声の本質は、多くの人が「業務と適性の見極め」と「実務のリアルな全体像」を知らないまま飛び込んで挫折してしまうことにあります。
「やはりデータサイエンティストに挑戦してみたい!」という方は、データサイエンスセミナー講座がおすすめです。当講座は、データサイエンス基礎知識とデータ分析からスタートし、
- データ収集とビッグデータの解析
- 時系列データの分析と予測
- プロジェクトマネジメント
など、データサイエンティストに必要なスキルを幅広く学べます。無料配布される「データサイエンティスト完全攻略セミナーガイド」はスキル定着に役立つ人気教材です。
セミナー名 データサイエンスセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 45,100円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
やめとけといわれるデータサイエンティストに向いた人
「データサイエンティストはやめとけ」といわれるにはいくつも理由がありましたが、人それぞれ得意分野・個性が異なるため、一概に「やめとけ」とはいえません。
ここでは、データサイエンティストに向いている人を一覧にまとめて解説します。「向いていない人」は逆の特徴に当てはまるため、まずは以下の内容で適性診断チェックをしてみましょう。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 論理的思考 | 感情や直感に頼らず、データに基づいて筋道を立てて判断できる |
| 課題解決志向 | データ分析を通じて、企業活動や売上向上に貢献したいと思える |
| 柔軟な視点 | 仮説が外れてもすぐに視点を切り替え、異なるアプローチを試せる |
| 学習意欲 | 日々進化するAIや技術トレンドを、学び身につけることが好きである |
| 忍耐力 | データクレンジングなどの細かい作業を、コツコツ淡々とこなせる |
| コミュ力 | クライアントの真のニーズを聞き出し、分析結果をわかりやすく説明できる |
| 情報収集好き | 「なぜこうなるのか」に興味を持ち、日常的にデータや背景を調べる |
ぜひ、上記を参考に「データサイエンティストはやめとけ」という言葉に惑わされず、ご自身の適性や情熱と照らし合わせながら、後悔のないキャリアを選択していきましょう。
データサイエンティストはやめとけについてまとめ
「データサイエンティストはやめとけ」といわれるのは、地道なデータ前処理が業務の大半を占めることや、幅広い専門知識、他部署との交渉に必要な高いコミュニケーション力が求められるなど、さまざまな理由があります。
データサイエンティストは、2026年現在も市場価値や年収水準は十分に高く、キャリアとしての魅力はむしろ増しています。迷ったときは効率的に学べるセミナー、または本記事で紹介した適性診断を活用し、自分に合うかどうかを確かめて挑戦しましょう。




