【2026】Power Automate Desktopは無料?インストール方法・使い方・活用事例も紹介

「毎日PDFファイルを開き、内容をExcelに打ち込む」といった手作業に、多くの時間を取られていませんか?しかも、単純作業はコピペミスや見間違いも起きがちです。

こうした悩みは、Power Automate Desktopで解決しましょう。

この記事では、Power Automate Desktopについてわかりやすく解説します。インストール方法・使い方も画像付きでお伝えするので、「日々の定型業務を効率化したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

Power Automate Desktopとは?

Power Automate Desktopとは?Power Automate Desktop(パワーオートメイト デスクトップ)とは、Microsoftが提供するRPA(パソコン上の定型業務を自動化するツール)です。正式名称は「Power Automate for desktop」で、頭文字をとり「PAD」と略されることもあります。

Power Automate Desktopは、Windows 11に標準搭載されており、プログラミング知識がなくても手軽に日常業務を自動化できます。例えば、

  • 競合サイトの価格確認→Excelへ手入力
  • 大量の請求書PDF→フォルダへ仕分け
  • 社内システムの情報→報告書へコピペ

といった日々のデスクワークを自動化できます。

これらを人が手作業で行うと、時間がかかるうえに集中力も奪われ、ミスも発生しがちです。こうした作業を迅速かつ正確に処理してくれるのが、Power Automate Desktopなのです。

Power Automate Desktopが属するRPAについては、以下の記事でくわしく解説しています。業務自動化ツールを具体的に知りたい方も、ぜひご一読ください。

【2026】RPAとは?簡単にわかりやすく解説!おすすめ無料ツールと国内三大RPA・活用例も紹介

Power Automateとの違い

Power Automate DesktopとPower Automateの違いは、「クラウドで動くか」「パソコンで動くか」です。つまり、作業を自動化する場所が違います。詳しくは下の表をご確認ください。

項目Power AutomatePower Automate Desktop
利用料金月額2,248円〜(30日の無料試用有)完全無料
インストール不要(ブラウザで利用)必要(パソコンに導入)
動く場所クラウド(Web)上手元のローカルパソコン上
実行時のPC起動不要(電源オフでも稼働)必要(起動中のみ)
起動のきっかけ手動、スケジュール、メール受信など手動(有償で自動起動も可)
得意な領域サービス間連携、クラウドファイル操作マウス・キーボード操作、Excel転記
活用例特定メールの添付ファイルへの自動保存検索結果をExcelへ転記

参照:Power Automate の価格

豊富なカリキュラムで実践で使えるDX人材を育成しよう!

このように、Power Automateには「パソコン上」と「クラウド上」でそれぞれ異なる得意領域があり、これらを組み合わせることで真の業務効率化(DX)が実現します。

DX研修・人材育成サービスでは、Power Automateによる各種自動化スキルはもちろん、最新の生成AI活用やITパスポート対策、CADまで幅広いDXカリキュラムを網羅。さらに、独自のレベルテストや進捗管理LMSなどの充実サポートにより、DX人材育成を手厚くサポートします。

Power Automate Desktopでできること・できないこと

Power Automate Desktopでできること・できないことところで、Power Automate Desktop(PAD)は一体何ができるのでしょう。できることと合わせて、できないことも知っておきたいものです。

ここでは、Power Automate Desktopを実際の業務で使いこなすために、まず知っておきたい「できること」、そして意外と見落としがちな「できないこと」を活用事例とともに解説します。

Power Automate Desktopでできること

Power Automate Desktopは、メールの仕分けやWebの情報収集、Excel転記など、さまざまな業務を自動化できます。具体的には、

  • パソコンでの手作業をそのまま記憶して同じ動きを再現
  • 毎日届く請求書PDFを会社ごとのフォルダへ仕分け
  • ライバル店のサイトから最新の価格データを自動で収集
  • 集めたデータをExcelの決まったフォーマットへ一括で転記
  • Officeソフト同士を連携(OutlookやExcelなど)
  • 400種類以上の機能から「もし〇〇なら」という細かい条件の設定

のように、Power Automate Desktopには「普段のデスクワークを楽にする」便利な機能が揃っています。

Power Automate Desktopでできないこと

Power Automate Desktopは、ツールの仕組み上、対応できない制限がいくつか存在します。たとえば、以下のような自動化はできません。

  • 毎日決まった時間に自動起動
  • 特定のメールが届いたことを検知・自動処理
  • 離れた場所にあるパソコンの遠隔操作
  • Windows 10より前の古いパソコン環境での利用

Power Automate Desktopは「人間がパソコンの前にいて手動で起動する」必要があるため、特に常時自動で動かしたい業務、夜間の完全自動化には向かないツールです。

Power Automate Desktopは無料?

Power Automate Desktopは無料?Power Automate Desktopは無料で利用できます。ただし、Power Automate Desktopの機能を拡張したい場合は、Power Automateの有料プランの加入が必要です。

有料プランに加入すると何が変わる?

Power Automate(Power Automate Desktop)の有料プランに加入すると、以下のように自動化の幅が大きく広がります。

  • Webアプリやクラウドサービスとの柔軟な連携
  • パソコンの電源が落ちていても、クラウド上で24時間作業を継続
  • 大量のデータやファイルを安全に格納するデータベースの利用

「もっと高度な連携をしたい」「完全自動で24時間動かしたい」という思いを、すぐに実現できるのが有料プランの魅力です。

これらの機能をそのまま体験できる「30日間の無料試用版」も用意されているため、実際の使い心地や自動化の魅力を、リスクなしでじっくり体感してみるのもおすすめです。

有料プランの料金一覧

では、Power Automate Desktop(Power Automate)の有料プランを表でお伝えします。

プラン名料金/月対象/特徴
Power Automate Premium2,248円
  • 個人・チーム向け
  • クラウド連携や人が操作する自動化
Power Automate Process22,488円
  • 企業向け
  • 人が操作しない完全自動化
Power Automate Hosted Process32,233円
  • 企業向け
  • クラウド上の仮想マシンで完全自動化

上記の料金はすべて税抜きで、いずれのプランも年払い契約時の「1ヶ月相当」の料金となります(Premiumは1ユーザーあたり、Process/Hosted Processは1ボットあたり)。

参照:Power Automate の価格 | Microsoft Power Platform

Power Automate Desktopのインストール方法

Power Automate Desktopのインストール方法ここからは、Power Automate Desktopをパソコンに導入する具体的な手順を解説します。

Power Automate Desktopのインストールは、Windowsのバージョン(11/10)によって手順が異なりますので、まずはどちらのバージョンかを確認してから進めてください。

①Windows 11の場合の手順

Windows 11には、Power Automate Desktopのアプリが最初から組み込まれています。そのため、基本的にはPower Automate Desktopをパソコン上で起動するだけで使えます。

  1. パソコンのタスクバー(画面下部)にある検索窓に「Power Automate」と入力
  2. 表示されたアプリを選択して開く
  3. 起動後、最新の状態にするためのアップデート画面が表示
  4. 「Microsoft Power Automateにサインインする」という画面が表示
  5. 「サインイン」ボタンをクリック
  6. 「Power Automateへようこそ」の画面で「次へ」をクリック
  7. 続く画面で「国」を選択してから「開始する」をクリック

その後、アプリのメイン画面が開けば設定は完了です。このとき、タスクバーにもアイコンが表示されます。次回以降に起動する際も、同様に検索窓から「Power Automate」と入力して探してください。

②Windows 10の場合の手順

Windows 10をご利用の場合は、ご自身で公式ページからアプリをダウンロードしてインストールする必要があります。

  1. Power Automate のインストール」へアクセス
  2. ページ中ほどの「Power Automateインストーラーをダウンロードします」をクリック
  3. ダウンロードが終わったらアプリを開く
  4. インストール画面が表示→「次へ」をクリック
  5. 「一番下のインストールを選択」にチェックを入れ「インストール」をクリック
  6. インストールが完了したら使っているブラウザを選択
  7. 右上のボタンで有効化「アプリ」をクリックして「サインイン」をクリック

最後に、マイクロソフトアカウント情報を入力して進んだら、Power Automate Desktopのインストールが完了です。

Power Automate Desktopの使い方

続いて、Power Automate Desktopの使い方を紹介しましょう。

今回は、Power Automate Desktopを使い、Googleカレンダーを自動化する方法をお伝えしますので、「毎朝Google カレンダーを開くのが面倒」という方もぜひ試してみてください。

Googleカレンダーを自動で開く手順

  1. Power Automate Desktopを起動→左上「+新しいフロー」をクリックGoogleカレンダーを自動で開く手順
  2. フロー名「Googleカレンダーを開く」を入力し「作成」へ進むGoogleカレンダーを自動で開く手順
  3. 「デスクトップ フロー デザイナー」が開いたら「スキップ」を選択Googleカレンダーを自動で開く手順
  4. 画面の左上にある「アクションの検索」を選び「新しい Chrome」と入力Googleカレンダーを自動で開く手順
  5. 「新しい Chrome を…」クリックしたまま、中央スペースにドラッグGoogleカレンダーを自動で開く手順
  6. 「初期 URL:」に「https://calendar.google.com/」を入力→「保存」をクリックGoogleカレンダーを自動で開く手順
  7. 元の編集画面に戻ったら、画面左上にある三角マーク「▷」をクリックGoogleカレンダーを自動で開く手順
  8. Googleカレンダーの画面が開くGoogleカレンダーを自動で開く手順

後はGoogleアカウントでログインしてスケジュールを確認しましょう。画面を閉じる際は右上の「×」をクリックし、「保存」を選択してください。

次回から使うときの手順

次回からGoogleカレンダーを開く際には、以下の手順でPower Automate Desktopからアクセスしましょう。

  1. Power Automate Desktopを起動する
  2. 「Googleカレンダーを開く」の横にある、再生マーク(▷)を押す次回から使うときの手順
  3. Googleカレンダーが開く次回から使うときの手順

これだけで、編集画面を開かなくても、一瞬でGoogleカレンダーがパッと立ち上がります。

実践型研修でPower Automate Desktop×DXを目指そう!

DX研修・人材育成サービス今回ご紹介したPower Automate Desktopの操作は基本中の基本であり、実際の業務に深く活かすには、より高度な条件分岐や他システムとの連携が必要です。

DX研修・人材育成サービスでは、こうしたPower Automateの応用操作はもちろん、その他にも以下のような多彩な講座を展開しています。

  • 集計したデータを可視化するPower BI
  • 業務自動化にも有効な各種生成AIの活用
  • 実践PDCA、ロジカルシンキングなどのDX基礎

こうした豊富なカリキュラムを効果的に学び進めるために、当サービスでは、まず自社の現在地を把握できるレベルチェックテストからスタートします。

さらに、一斉受講だけでなく、オンラインやLMS(学習管理システム)による進捗管理も対応。柔軟な学習スタイルと手厚いサポートで、一人ひとりの着実な実務定着をバックアップします。

Power Automate Desktopを学べる研修はほかにもいくつかあります。以下の記事でおすすめ講座を紹介していますので、ぜひ比較検討の一助にご活用ください。

【2026】Power Automate研修おすすめ10選を比較!無料ハンズオン・オンラインも紹介

Power Automate Desktopを使うときの注意点

Power Automate Desktopを使うときの注意点最後に、Power Automate Desktopを使うときに注意したい3つのポイントを解説します。

動いている最中はパソコンに触らない

Power Automate Desktopは、実行中にパソコン操作をしないことが重要です。

Power Automate Desktopが操作している間、人間がうっかりマウスを動かしたりキーボードを叩いたりすると処理が狂ってしまいます。実行している間は必ずパソコンの手を止めて見守りましょう。

作成中のフローはこまめにバックアップを取る

Power Automate Desktopを使っていると、ごく稀に「エラーが発生して、昨日まで編集していた画面が開けなくなってしまった」というトラブルを生じます。

せっかく作った自動化機能が消えてしまわないよう、定期的に中身を保存しておくなど、こまめなバックアップを心がけましょう。

コピペや削除は慎重に行う

Power Automate Desktopは、アクションの選択ミス(コピペ・削除)にも気をつけてください。画面上で「今、どの操作(アクション)を選んでいるか」の色分けが少し分かりにくいため、うっかりミスが起きやすいです。

操作をコピーしたり削除したりするときは、本当に目的の場所だけが選ばれているかを慎重に確認しましょう。

Power Automate Desktopについてまとめ

毎日繰り返すルーティーン作業を自動化できるPower Automate Desktop。完全無料で利用回数の上限がないという点も魅力ですが、「指定時間に作業を実行する」といった高度な自動化機能には対応していません。

こうしたPower Automate Desktopのできること・できないことを理解し、自社業務に合った自動化フローをスムーズに構築するためにも、セミナーを活用して効率よく実践的なスキルを習得しましょう。

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