Googleは2026年5月、動画版「Nano Banana」とも呼ばれる最新AI「Gemini Omni」を発表しました。Googleがついに本格的に「動画生成AI」へ参入したことで、市場は一気に活気づき、無料で使える動画生成AIツールも注目を集めています。
この記事では、最新の無料で使える動画生成AIのおすすめ10選を、商用利用の可否もあわせてご紹介します。一部ツールは実際の動画も添付するので、ぜひこの機会に最新の動画生成AIの魅力をご確認ください。
無料の動画生成AIはなぜおすすめ?

無料の動画生成AIツールがおすすめなのは、生成AIが作った動画の魅力をコストゼロで体感できるからです。ここでは、無料の動画生成AIがおすすめの理由を解説しましょう。
- 実際に触って「すごさ」を体感できる
- ツールごとの得意分野を比較しやすい
- 失敗を気にせず気軽に試せる
実際に触って「すごさ」を体感できる
動画生成AIは、画像生成AI以上に実際に使ってみる体験が重要です。やはり、「この動画生成AIはおすすめ」といわれても、映像の滑らかさや画質は、直接見てみないとピンときません。
ツールごとの得意分野を比較しやすい
動画生成AIツールが無料であれば、手軽にツールごとの得意な分野を比較できます。動画生成AIは、リアルな実写風の映像、アニメ調、スライド式など、それぞれ個性はバラバラです。
失敗を気にせず気軽に試せる
動画生成AIに無料枠があれば、コストを気にせず「すごさ」をチェックし、ツールごとの得意分野を比較できます。初心者の心理的ハードルをぐっと下げ、気軽に試行錯誤できるのは、無料の動画生成AIの魅力といえるでしょう。
セミナーで動画生成AIを実務レベルに引き上げよう!
無料の動画生成AIでツールの「すごさ」や「得意分野」を体感したら、次は「実務でどう活かすか」のステップに進みましょう。
Canva基礎セミナーは、音楽(BGM・効果音)を組み込んだショート動画の作成から、ChatGPTやClaudeといった外部生成AIとCanvaを高度に連携させたプロレベルのデザイン資料作成まで網羅します。
無料の動画生成AIには、画像をもとに動画を作る機能もあります。この場合、元画像が動画の仕上がりを左右するため、「手元にちょうどいい画像がない」という場合、生成AIで画像も作成しましょう。
以下の記事は、無料の画像生成AIツールを紹介しているので、ぜひこちらもご参照ください。
最新版・無料の動画生成AIおすすめ10選!
さっそく、無料で使えるおすすめの動画生成AIを10選ご紹介しましょう。なお、今回の動画のプロンプトは、無料の動画生成AIを比較しやすいように以下で統一しています。
表の中の「種類」とは、プロンプトに入力できるデータのことで、テキスト入力はすべてのモデルで共通して対応しています。また、有料プランの()内に記載している金額は、1ドル=158円で計算した料金です。
| ツール | 無料枠 | 主な有料プラン | 登録 | 商用 | 種類 | 時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Canva |
| Pro:8,300円/年 | あり | 可 | 画像 | 5秒 |
| Adobe Firefly | 2回/月 | Standard:1,580円/月 | あり | 可 | 画像 | 8秒 |
| MyEdit | 1回/1日 | Pro:700円/月 | なし | 可 | 画像 | 〜5秒 |
| NoLang | 3回/月 | Standard:2,980円/月 | なし | 可 |
| 1分 |
| Veo 3 | 1回 | Mini:20ドル/月 (3,160円) | なし | 不明 | 画像 | 〜12秒 |
| Dreamina | 1回/1日 | スタンダード:3,100円 | なし | 不可 |
| 〜15秒 |
| Grok Imagine | 3日お試し | SuperGrok:30ドル/月 (4,740円) | なし | 可 | 画像 | 〜30秒 |
| Kling | 初回のみ | Pro:29.9ドル/月 (4,728円) | なし | 有料可 | 画像 | 約10秒 |
| Runway | 3回/月 | Standard:12ドル/月 (1,896円) | なし | 有料可 | 動画 | 〜10秒 |
| Vrew | 20回/月 | Light:1,590円/月 | DL要 | 可 |
| 5分 |
上記の、XアカウントやGoogleアカウントなどで連携して使える無料の動画生成AIについては、メール登録や個人情報入力が不要なため、本記事では「登録なし」として扱っています。
①Canva|リアルで美しい映像&人気の3分割動画
Canva(キャンバ)の無料動画生成AIは、チャットで追加修正できる「Canva AI」と、人気の3分割動画も作れる「マジック生成」の2種類で、どちらも無料上限は同じです。
上記の動画は「Canva AI」で作ったもので、美しい光の演出や質感が表現され、Canvaの無料動画生成AIのクオリティの高さがリアルに伝わる映像です。生成後はBGM追加やカット編集、背景透過、アニメーション効果の追加も可能ですが、これらすべてが無料で対応できるわけではない点には注意しておきましょう。
以下の記事では、Canvaのマジック生成で作った3分割動画を紹介しています。ぜひこちらの動画もチェックして、すごさを実感してください。
②Adobe Firefly|映像に合うBGMや効果音を自動で追加
Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)は、PhotoshopやIllustratorで知られるAdobeが提供する生成AIサービスです。動画生成AIの無料枠は最大5回と少ないものの、音声付き動画にも対応し、映像の雰囲気に合わせてBGMや効果音を自動で組み込んでくれます。
なお、生成中にブラウザのページを変えると生成できず、また、「Firefly Video」以外のモデルはエラーになりやすいです。その他、上記動画生成AIのように、キャラクターの動作が控えめで、静止画に近い表現になりやすいという特徴もあります。
③MyEdit|毎日無料で使える実写風のAI動画
MyEdit(マイエディット)は、CyberLinkが提供する動画生成AIです。無料プランは3クレジット(動画1回分)で、無料枠は毎日付与されます。この動画生成AIは、無料・有料問わず商用利用できるのも魅力です。
生成される映像は繊細でリアル、動きも自然で実写に近いクオリティの高さが特徴です。2025年12月には機能が強化され、画像から動画を作る「終了フレーム」の指定、参考動画の動きを保ったまま顔を差し替える「人物置き換え」にも対応しました。
④NoLang|国内企業が開発したスライド式AI動画
NoLang(ノーラング)は、日本のMavericks社が開発したスライド形式の動画生成AIです。このサービスは、1分という長尺を無料で使え、さらに生成した動画は無料・有料問わず商用利用可能です。
主に、研修動画・SNS向け縦型動画向けで、テキスト・音声・PDFをアップロードすれば、動画の台本・音声・画像まで無料で自動生成してくれます。
⑤Veo 3|日本語に対応したGoogleの高品質AI
Googleが提供するVeo 3(ベオ スリー)は、日本語を含む多言語に対応した高品質な動画生成AIです。動画の解像度は480p・720p・1080pの3種類から選択でき、生成時に使うAIモデルは複数から選択できます。
動画の生成時間は4秒・8秒・10秒・12秒の4種類で、無料で試せる枠は1回あります。ただし、無料プランで生成した動画は商用利用できません。
⑥Dreamina|TikTokを手掛けるByteDanceが提供
Dreamina(ドリーミナ)は、TikTokや動画編集アプリ「CapCut」で知られる中国の大手IT企業・ByteDanceが運営する動画生成AIツールです。
このツールは、毎日無料クレジットが付与され、1日1回程度の動画を生成できます(動画生成の消費クレジット:145)。縦横比は6種類から選べ、画像や動画、オーディオなど、最大12個の参照を添付できるのも特長です。
⑦Grok Imagine|映像に合わせてBGMを自動選定
Grok Imagine(グロック イマジン)は、イーロン・マスク氏率いるAI企業「xAI」が提供する動画生成AIです。この動画生成AIは、映像だけでなくBGMや効果音までAIが自動で選び、プロンプトの内容に合わせて自然に音声を組み込んでくれます。
なお、Grok Imagineは、以前まで無料プランがありましたが、現在はSuperGrokプランに対する3日間の無料お試しサービスのみの提供となっています。
⑧Kling|実写に近いショート動画を手軽に作成
Kling(クリング)は、中国の大手ショート動画プラットフォーム「快手」が開発した動画生成AIです。初回ログイン時に大量の無料クレジットが付与されるため、登録するだけで高品質な動画を無料で体験できます。
この動画生成AIは、人物の動きが自然に見えるモーション生成や、口の動きと音声が合う音声同期にも対応。実写に近い短尺動画を無料で素早く作りたい方におすすめです。
⑨Runway|AI動画の先駆け・Runway提供の高性能モデル
Runway(ランウェイ)は、画像から動画を作れる「Gen-4ターボ」、生成イメージには「Gen‑4」を使える動画生成AIです。音声生成や読み上げ、イメージアプリ、オーディオアプリも含まれており、基本的な制作は無料で始められます。
無料プランには、3つのビデオ編集プロジェクトと5GBのストレージが付属しますが、高品質なGen‑4ビデオ生成は無料プランでは利用できません。
⑩Vrew|豊富な無料枠のダウンロード型サービス
Vrew(ブリュー)は、韓国のVoyagerX, Inc.が提供している日本語サポートが充実した動画生成AIです。無料プランでは毎月200クレジットが付与され、AI動画は20本、AIキャラクターは3体まで生成できます。
さらに、音声分析は最大200分、AI音声は2万字と無料枠が充実していますが、利用の際にはダウンロードが必要です。他のツールのようにオンライン上でアクセスできない点に注意しておきましょう。
無料生成したAI動画をプロ品質に仕上げよう!
先ほど紹介したように、無料の動画生成AIはツールによって無料枠が異なり、そして「できること」もそれぞれ違います。
特に、最初から音楽や効果音まで無料で付けられるものは多くありません。AI動画は作れても「音がなくて物足りない」と感じたときはCanvaセミナーを活用しましょう。
Canva基礎セミナーでは、AIが作った動画にBGMや効果音を自社ブランドのイメージに合わせて組み込み、PR用のショート動画として完成させる具体的な手順を学べます。
さらに、作った動画をそのまま発信する「SNSへの動画投稿ステップ」まで網羅。受講者全員に無料配布される「Canva完全攻略セミナーガイド」も付いてくるため、「セミナーで学んだスキルが定着するか不安…」という方にも最適です。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
無料の動画生成AIを選ぶコツ
無料の動画生成AIは、実際に使ってみるとそれぞれ機能や使いやすさが異なります。ここでは、無料の動画生成AIを選ぶコツを3つご紹介しましょう。
- まずは「何を作りたいか」で選ぶ
- 無料枠の「使いやすさ」を確認する
- 「今後も使い続けやすいか」の視点を持つ
①まずは「何を作りたいか」で選ぶ
無料の動画生成AIは、作りたい動画に合わせて選びましょう。例えば、SNS向けの短い動画を作りたいなら、TikTokで人気の「3分割動画」ができるCanvaがおすすめです。
その他、研修動画や解説動画を作りたい場合は、無料で長尺・音声対応しているNoLangのように、目的に合わせて選ぶことがポイントです。
②無料枠の「使いやすさ」を確認する
無料で使える動画生成AIは、「無料」と書かれていても、無料の内容には差があります。例えば、1ヵ月あたりCanvaは標準200回なのに対し、NoLangではわずか3回です。
また、Dreaminaは毎日動画1回分相当のクレジットが配布されるなど、「無料」という言葉でひとくくりに判断できません。その他、動画の尺やクオリティ、使えるモデルもそれぞれ違うため、無料枠と合わせて総合的な使いやすさで比較検討することが重要です。
③「将来的に使い続けやすいか」の視点を持つ
無料の動画生成AIは、無料で試せても、長く使うことを考えることも重要です。例えば、アップデート頻度が高いCanvaであれば、今後さらに無料枠や機能が増える可能性があります。
一方、Xのように突然無料枠が大幅に縮小されるケースもあるため、企業規模だけでなく「継続性」や「運営方針の安定感」を重視しながら選ぶことが大切です。
無料の動画生成AI利用時に注意したい3つのポイント

便利な動画生成AIですが、使う前に知っておきたい注意点もあります。特に、自動課金、そして商用利用や著作権はトラブルにつながりやすいため、無料の動画生成AIを使う前に確認しておきましょう。
- 有料プランへ自動移行するケースがある
- 商用利用できない動画も数多くある
- 著作権問題のリスクがある
①有料プランへ自動移行するケースがある
無料サービスを選ぶ際は、有料プランへの自動移行に注意しましょう。動画生成AIの中には、通常の無料枠ではなく、有料プランを数日間体験できる「無料トライアル」の形で提供されているケースがあります。
具体的には、xAI社の「Grok Imagine(SuperGrokプラン)」などが一例です。こうしたトライアルの多くは、無料期間を過ぎると自動的に有料プランへ移行してしまうため、継続しない場合は必ず期間内に解約しましょう。
②商用利用できない動画も数多くある
動画生成AIは数多くありますが、すべてが商用利用OKとは限りません。中には、「有料プランのみ商用利用可」というサービスもあるため、
- YouTube収益化動画
- 商品紹介動画
- 広告動画
- 企業SNS投稿
などに使う場合は注意が必要です。実際「Kling」「Runway」のように、無料の生成AI動画は商用利用できないサービスもあるため、利用規約などで必ず確認しておきましょう。
③著作権問題のリスクがある
動画生成AIは、出力する素材によっては著作権問題が発生します。これは、「権利を侵害した」と判断された動画であればすべて該当するので、無料・有料プランなどは一切関係ありません。具体的には、
- アニメキャラクター
- 有名人の顔
- 企業のブランドロゴ
などの無断使用が一例で、その他意図せず出力した類似コンテンツも含まれます。実際、今回動画を生成した際にも、指示していないにもかかわらず、AIが自らジブリ風の映像を上げてきたケースがありました。
こうした類似性のリスクを回避するためにも、無料の生成AI動画の利用時は、機密情報やプライベートな内容を書かない、画像をアップロードしないことに加えて、生成した動画の著作権チェックも行いましょう。
無料の動画生成AIについてまとめ
無料で使える動画生成AIは人気が高く、利用できるツールも多彩です。一方、近年あれほど話題を集めたOpenAIの「Sora 2」が一般向けサービスを停止し、同時にxAIの「Grok Imagine」の無料枠が縮小されるなど、サービスの変動が激しいジャンルでもあります。
そのような中、進化とアップデートを続けているのがCanvaです。ぜひこの機会にセミナーに参加して、急速に進化を続けるCanvaを使いこなし、最新の動画生成スキルを効率的に身につけましょう。



