Power Automateを講座で学びたいものの「どの講座を選べばよいかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。Power Automateの講座は数も多く、自分に合わない講座を選んでしまうと、思うようにスキルが身につかないこともあります。
そこで本記事では、Power Automateが学べるおすすめ講座10選を紹介するとともに、自分に合った講座の比較ポイントや効率的に習得するためのコツについても詳しく解説します。
Power Automateとは?

出典:Microsoft
Power Automateとは、Microsoftが提供する業務自動化ツールで、さまざまなアプリやサービスを連携し、定型業務を自動化できるサービスです。例えば、
- メールの添付ファイルを自動で保存する
- 問い合わせ内容をチャットへ通知する
- 承認依頼を自動で送る
といった作業を、プログラミングの知識がなくても実現できます。
実際に業務へ導入するには基本操作だけでなく、フローの作成方法や各サービスとの連携方法を理解する必要があります。そのため、効率よくスキルを身につけたい場合は、Power Automateの講座を受講する人も増えているのです。
Power Automate講座の費用相場
Power Automate講座の費用相場は、無料〜60万円程度と幅広いのが特徴です。無料セミナーや動画講座であれば費用を抑えて学べますが、実務で使えるフロー作成まで学ぶ講座は数万円台になります。詳細な費用相場は、以下の表を参考にしてください。
| 講座タイプ | 費用相場 |
|---|---|
| 動画・サブスク型講座 | 1,000円〜5,000円程度/月 |
| 短時間の入門講座 | 5,000円〜3万円程度 |
| 公的機関・地域系の講座 | 1万〜2万円程度 |
| 1日型の実践講座 | 4万〜8万円程度 |
| 法人・企業研修 | 3万円〜/人 |
Power Automateを個人で基礎を学ぶなら、まずは無料講座や月額制の動画講座で十分です。一方で、社内の業務改善やDX推進を目的にするなら、受講者のレベルや自社業務に合わせて内容を調整できる法人向け講座も検討するとよいでしょう。
Power Automate講座を選ぶ際の比較ポイント

おすすめのPower Automate講座を確認する前に、どの基準で講座を選ぶべきか比較するポイントを確認しておきましょう。
- 自動化したい業務と講座内容が合っているか
- クラウドフローとPower Automate Desktopのどちらを学べるか
- 実務での運用まで学べるか
①自動化したい業務と講座内容が合っているか
Power Automate講座を選ぶ際は、まず「自分がどの業務を自動化したいのか」と講座内容が合っているかを確認することが大切です。Power Automateは、幅広い業務を自動化できる一方で、講座によって扱うテーマは異なります。
例えば、申請フローを作りたいのに、Excel操作中心のPower Automate講座を選んでも、実務にはつながりにくいです。講座名だけで判断せず、カリキュラムに自分の業務に近い題材が含まれているかを見て選びましょう。
②クラウドフローとPower Automate Desktopのどちらを学べるか
Power Automate講座を比較する際は、クラウドフローを学ぶ講座なのか、Power Automate Desktopを学ぶ講座なのかを確認しておきましょう。クラウドフローは、Teams、Outlookなどのクラウドサービス連携に向いています。
一方、Power Automate Desktopは、Excelファイルの読み書きやWebページからのデータ取得など、パソコン上の作業を自動化する場面で使いやすいです。
どちらもPower Automateですが、得意分野は違います。自社の申請・通知を効率化したいのか、手元の定型作業を減らしたいのかで、選ぶべき講座は変わります。
③実務での運用まで学べるか
Power Automate講座を選ぶなら、作った後の運用まで学べるかも見ておきたいポイントです。Power Automateは一度フローを作れば終わりではなく、
- エラーが出たときの確認
- 条件分岐の見直し
- 担当者変更への対応
なども必要になります。特に社内で使う場合、作成者しか直せない状態になると、せっかくの自動化が止まりやすくなります。講座を比較するときは、実務で使い続けるための考え方まで扱っているかを確認しましょう。
Power Automateが学べるおすすめ講座・研修10選
ここからはPower Automateが学べるおすすめの講座を10選紹介します。
| 講座名 | 運営元 | 特徴 |
|---|---|---|
| Power Automate | Microsoft | Power Automateの基礎や全体像を正しく学べる |
| Power Automate 自動化テクニック | Schoo | Microsoft 365との連携を中心に、実務で使いやすい自動化を学べる |
| Power Automate研修~業務自動化の基本を学ぶ | インソース | 業務自動化の考え方からフロー作成まで、初心者が体系的に学べる |
| Power Automate Desktop入門研修~定型業務を自動化する | インソース | Excel転記やWeb操作など、日々の定型業務を自動化したい人向け |
| Microsoft Power Automate ハンズオン研修 | クレスコ | Power Automateの基本操作と活用方法を学習 |
| Power Automate for Desktopを活用したRPA実践講座 | SkillUp AI | RPAを活用して、反復作業や事務作業の効率化を実践的に学べる |
| Power Automate Desktop講座 | Winスクール | Power Automate Desktopによる業務自動化を学びやすい |
| Power Automate コース | 大塚商会 | クラウドフローとPower Automate Desktopを目的に合わせて学べる |
| Power Automate for Desktop 基礎講座 | ビットラボラトリ | Power Automate Desktopの基本操作を短期間で押さえたい人向け |
| Power Automate Desktop入門・初級者研修 | ReiWorQ | 実務シナリオをもとに、現場で使えるワークフロー作成を学べる |
①Power Automate|Microsoft Learn
Microsoft LearnのPower Automate講座は、まず公式情報で基礎を押さえたい方に向いています。Power Automateでできる自動化の考え方や、クラウドフロー、RPAの基本を順番に確認できるため、知識の土台を作る上ではおすすめです。
特に、Microsoft 365やPower Platformとの関係を正しく理解したい場合に使いやすい講座です。操作手順だけを覚えるのではなく、Power Automateはどの業務に使えるのかを整理しながら学べる点も魅力と言えるでしょう。
②Power Automate 自動化テクニック|Schoo
Schooの「Power Automate 自動化テクニック」は、Power Automateを使って業務でよくある作業を自動化したい方におすすめの講座です。Microsoft系アプリとの連携を扱っているため、普段からMicrosoft 365を使っている方は学んだ内容を業務に落とし込みやすいでしょう。
Power Automateのクラウドフローを中心に学べるので、メール通知や申請処理、情報共有の自動化を進めたい方に向いています。
③Power Automate研修~業務自動化の基本を学ぶ|インソース
インソースのPower Automate講座は、業務自動化の考え方からフロー作成まで学べる入門向けの内容です。Power Automateの概要だけでなく、動的なコンテンツや条件分岐など、実際にフローを作るうえでつまずきやすいポイントも扱われています。
SharePointとOutlookを連携させた自動通知フローなど、現場で使うイメージを持ちやすいテーマが含まれている点も特徴です。これから社内でPower Automateを使い始める方に向いています。
④Power Automate Desktop入門研修~定型業務を自動化する|インソース
インソースのPower Automate Desktop講座は、Excelの転記やWebブラウザからの情報取得など、日々の定型業務を自動化したい方に向いています。RPAやPower Automate Desktopを一から学べる内容で、実務で使いやすい処理が多く盛り込まれている点が特徴です。
後半ではExcelとWeb操作を組み合わせたワークにも取り組むため、自分の業務に置き換えて考えやすい講座です。
⑤Microsoft Power Automate ハンズオン研修|クレスコ
クレスコのMicrosoft Power Automate講座は、Power Automateを初めて利用する方や、開発基礎を体系的に学びたい方に向いています。基本機能や利用方法を学ぶだけでなく、実務で活用する際のポイントまで押さえられる点が特徴です。
Power Automateは、ただフローを作れるだけでは業務改善につながりにくいため、「どの作業を自動化するか」「どう設計すれば使いやすいか」まで考える必要があります。その意味で、導入初期の学習に使いやすい講座です。
⑥Power Automate for Desktopを活用したRPA実践講座|SkillUp AI
SkillUp AIのPower Automate講座は、RPAを使った業務改善の考え方まで学びたい方におすすめです。Power Automate Desktopの使い方だけでなく、反復作業をどのようにロボットへ任せるか、業務のどこに自動化を入れるべきかといった視点も扱われています。
マウス操作や文字入力などの自動化を学べるため、事務作業や管理業務の効率化を考えている方と相性がよい講座です。Copilot活用に関する内容が追加されている点も特徴です。
⑦Power Automate Desktop講座|Winスクール
WinスクールのPower Automate Desktop講座は、Excelを使った業務自動化やWebページからの情報収集など、実務に近いテーマを学びたい方に向いています。Power Automate Desktopを使って、データ入力やルーチンワークを効率化する内容が中心のため、事務職や非IT職の方でも業務改善のイメージを持ちやすい講座です。
プログラミング未経験者も対象にしているため、専門的な開発経験がなくてもPower Automateの基本を学びたい方に適しています。
⑧Power Automate コース|大塚商会
大塚商会のPower Automate講座は、クラウドフローとPower Automate Desktopの両方から目的に合わせて学べる点が特徴です。クラウド上のサービスを連携したい場合と、ExcelやWebブラウザなどデスクトップ操作を自動化したい場合では、必要な知識が異なります。
そのため、自分が自動化したい業務に合わせて学習内容を選びたい方に向いています。特に、Microsoft 365連携やデスクトップ業務の自動化を整理して学びたい方におすすめです。
⑨Power Automate for Desktop 基礎講座|ビットラボラトリ
ビットラボラトリのPower Automate講座は、Power Automate Desktopの基本操作を短期間で押さえたい方に向いています。デスクトップレコーダーの使い方、フローの実行・保存・編集など、初心者が最初に理解しておきたい内容がまとまっています。
また、請求書作成業務を題材にExcel作業の自動化を学べるため、実際の事務作業に近い形でPower Automateを理解しやすい講座です。
⑩Power Automate Desktop入門・初級者研修|ReiWorQ
ReiWorQのPower Automate講座は、実務で使えるワークフロー作成を重視したい方におすすめです。入門・初級者向けでありながら、汎用的に使えるワークフローを作る演習が用意されており、学んだ内容を自社業務に応用しやすい点が特徴です。
実際のビジネスシナリオを取り入れた内容のため、Power Automate Desktopを「現場のどの作業を自動化できるか」まで考えながら学べます。社内DXの第一歩としても検討しやすい講座です。
以下の記事では、Power Automateが学べるおすすめの研修だけを紹介していますので、あわせてご覧ください。
Power Automateを短期間で習得するコツ

Power Automateを短期間で習得する場合は、講座を単に受けるだけでは難しいでしょう。ここでは、短期間で習得するコツを紹介します。
- テンプレートを使ってフローの仕組みを理解する
- 小さなフローを作って改善を繰り返す
- ExcelやPowerPointなどのスキルを身につけておく
①テンプレートを使ってフローの仕組みを理解する
Power Automateには、すでに用意されているテンプレートが多くあります。短期間で習得するには、最初からゼロから作ろうとするのではなく、テンプレートを使って「どの条件で動き、どの処理につながっているのか」を確認するのがおすすめです。
完成済みのフローを見ることで、トリガー、アクション、条件分岐、通知などの流れをつかみやすくなります。慣れてきたら、テンプレートの一部を変更して、自分の業務に合う形へ調整してみましょう。
②小さなフローを作って改善を繰り返す
Power Automateを早く使えるようになりたい場合、最初から複雑な自動化を作ろうとしないことも重要です。いきなり複数のアプリを連携した大きなフローを作ると、エラーの原因がわかりにくくなり、学習に時間がかかります。
まずは、
- メールが届いたら通知する
- 指定フォルダにファイルを保存する
など、小さなフローから始めましょう。作成後は、実行結果を確認し、エラーが出た部分を修正しながら改善していきます。この繰り返しによって、Power Automateの基本操作だけでなく、実務で使うための考え方も身につきやすくなります。
③ExcelやPowerPointなどのスキルを身につけておく
Power Automateを短期間で習得したい場合は、ExcelやPowerPointなど、連携先となるMicrosoft系ツールの基本操作も押さえておくと学習が進みやすくなります。Power Automateは他のツールと組み合わせて活用する場面が多いためです。
特にExcelは、Power Automate講座でも題材として扱われることが多く、表の構造やファイル保存場所、シート名、セル範囲などを理解していないと、フロー作成でつまずきやすくなります。
以下の記事では、Excelが学べる講座・研修も紹介していますので、あわせてご覧ください。
Power Automate講座についてのまとめ
Power Automate講座を選ぶなら、まず「どの業務を自動化したいのか」を明確にすることが大切です。Power Automateは、幅広い業務に活用できますが、講座によって学べる内容は異なります。
自分の業務に近い内容を学べる講座を選べば、受講後も実際の業務改善につなげやすくなります。Power Automateを効率よく習得したい方は、小さなフローを作りながら実践を重ねていきましょう。






