「プログラミングって難しそう…」そんなイメージを覆すのが、プログラミング体験ゲーム。楽しく遊びながら、自然とプログラミングの基礎が身につくのが魅力です。
本記事では、初心者から上級者まで楽しめるおすすめのゲームを厳選して紹介します。ゲームの種類や選び方のポイントも解説するので、自分にぴったりのゲームを見つけて、楽しくプログラミングを学びましょう!
プログラミング体験ゲームとは?
プログラミング体験ゲームとは、遊びながらプログラミングの基礎知識や考え方を学べるゲームです。パズルを解いたり、キャラクターを動かしたりする中で、自然とプログラミングに必要な知識や論理的思考力、問題解決能力が身につきます。
難しいコードを書く必要はなく、直感的な操作でプログラミングを楽しく体験できるのが特徴です。初心者や子供でも気軽に挑戦でき、プログラミングへの興味関心を高めるきっかけになるでしょう。
プログラミング体験ゲームの魅力
プログラミング体験ゲームには、以下のような魅力があります。
- 学習ハードルが下がる
- モチベーションを維持しやすい
- 論理的思考力や問題解決力が身につく
プログラミング学習において重要なポイントなので、チェックしておきましょう。
プログラミング学習のハードルが下がる
プログラミング体験ゲームは、難しいイメージのあるプログラミング学習のハードルを下げてくれます。堅苦しいテキストやコードを学ぶところから始める必要がなく、ゲームを通して楽しく学ぶことで、プログラミングへの抵抗感が薄れるでしょう。
特に、プログラミング初心者や子供にとっては、ゲーム感覚で楽しみながら基礎を学べるため、学習の第一歩を踏み出しやすくなります。
モチベーションを維持しやすい
プログラミング体験ゲームは、ゲームの要素を取り入れているため、学習のモチベーションを維持しやすくなります。クリアする喜びやレベルアップの達成感、他のプレイヤーとの競争など、ゲームならではの要素によって、飽きずに楽しく学習を続けられるでしょう。
また、自分のペースで進められるゲームも多く、挫折しにくい点も魅力です。目標達成までの道のりが明確で、小さな成功体験を積み重ねられるため、モチベーションを高く保ちながら学習を進められます。
論理的思考力や問題解決能力が身につく
プログラミング体験ゲームでは、目的を達成するために順序立てて考え、試行錯誤しながら解決策を見つける必要があります。この過程を通して、自然と論理的思考力や問題解決能力が鍛えられます。
たとえば、パズルゲームでは、限られた条件の中で最適な手順を見つけ出す必要があるため、試行錯誤を通じて論理的な思考を深められるのです。また、目標達成のためにさまざまな障害を乗り越えていくことで、問題解決能力を養えます。
プログラミング体験ゲームの種類と特徴
プログラミング体験ゲームには、「Webブラウザゲーム」と「スマホアプリゲーム」の2種類があります。以下では、それぞれの特徴を紹介します。
Webブラウザゲーム
Webブラウザゲームは、インターネットブラウザ上で手軽に遊べるプログラミング体験ゲームです。ダウンロードやインストールが不要で、PCやスマートフォンなど、さまざまなデバイスで気軽にプレイできます。
ゲームの種類も豊富で、初心者向けのシンプルなものから、本格的なプログラミングスキルを学べる高度なものまであります。また、オンラインで他のプレイヤーと交流できるゲームもあり、モチベーションを高めながら学習を進められるでしょう。
スマホアプリゲーム
スマホアプリゲームは、スマートフォンやタブレットにインストールして遊ぶプログラミング体験ゲームです。いつでもどこでも気軽にプレイできるのが魅力で、隙間時間での学習にも最適です。直感的なタッチ操作で楽しめるゲームが多く、子供でも簡単に操作できるものが多いです。
また、オフラインでもプレイできるゲームもあるため、インターネット環境がない場所でも学習を続けられます。ただし、アプリによっては有料のものがある点に注意が必要です。
プログラミング体験ゲームおすすめ7選
以下では、おすすめのプログラミング体験ゲームを7つ紹介します。対象年齢や学べる言語などをチェックして、自分に最適なものを選びましょう。
ゲーム名 | 特徴 | 対象年齢 | 学べる言語 | プラットフォーム |
アルゴロジック | プラグラミングの基礎的な考え方が身につく | 小学校低学年~ | – | Webブラウザ |
Hour of Code | 豊富な教材で飽きずに学べる | 未就学~ | Python, JavaScript, C++, etc. | Webブラウザ, アプリ |
CodeCombat | RPGの世界で冒険しながらプログラミングを学ぶ | 小学校中学年~ | Python, JavaScript, C++ | アプリ |
Scratch | ブロックを組み合わせてアニメーションやゲームを作る | 未就学~ | ビジュアルプログラミング | Webブラウザ, アプリ |
Life is Tech! Lesson | Webサイト制作を通してプログラミングを学ぶ | 中学生~高校生 | HTML, CSS, JavaScript, Python | アプリ |
Codewars | クイズ形式でプログラミングスキルを試す | 中学生~ | C, C++, C#, Java, JavaScript, Python, etc. | Webブラウザ |
Swift Playgrounds | パズルやシミュレーションでSwift(iOSアプリ開発用言語)を学ぶ | 小学校高学年~ | Swift | アプリ |
アルゴロジック
アルゴロジックは、コマンドブロックを組み合わせてキャラクターを動かし、課題クリアを目指すプログラミング体験ゲームです。Webブラウザで気軽にプレイでき、難しいコードを書く必要はありません。
初心者向けの易しい問題から、上級者向けの難問まで幅広く用意されており、プログラミングの基礎を楽しく学べます。「アルゴロジック1」では順次処理と繰り返し処理、「アルゴロジック2」では分岐処理を体験でき、プログラミングに必要な論理的思考力を養えます
Houe of Code(アワー オブ コード)
Hour of Code(アワー オブ コード)は、世界中で利用されている無料のプログラミング学習プラットフォームです。豊富な種類の教材(アクティビティ)があり、飽きずに楽しくプログラミングを学べます。
ビジュアルプログラミング言語からPython、JavaScriptなど様々な言語に対応しており、未就学児から大人まで幅広い年齢層が楽しめます。
CodeCombat(コードコンバット)
CodeCombat(コードコンバット)は、RPGの世界で冒険しながらPythonやJavaScriptなどのプログラミング言語を学べるゲームアプリです。
キャラクターを選び、装備を整え、ステージをクリアしていく中で、自然とプログラミングの基礎が身につきます。ゲーム感覚で楽しく学べるため、特に小学生におすすめです。
Scratch(スクラッチ)
Scratchは、ブロックを組み合わせるだけでアニメーションやゲーム、音楽などさまざまな作品を作れるビジュアルプログラミングアプリです。直感的な操作で高度なプログラムも組めるため、未就学児から大人まで楽しめます。作品を世界中に公開したり、他の人の作品で遊んだりできるのも魅力です。
キャラクターを喋らせたり動かしたり、音を出したり、クイズを作ったりと、創造力を活かしてプログラミングの基礎を体験できます。
Life is Tech! Lesson(ライフイズテックレッスン)
Life is Tech! Lesson(ライフイズテックレッスン)は、Webサイト制作を通してプログラミングを学べる学習アプリです。ストーリー性のある教材で、楽しみながらHTML、CSS、JavaScript、Pythonなどの言語を習得できます。
全国の中学校や高校でも採用されており、実践的なスキルを身につけたい中学生・高校生におすすめです。
Codewars(コードウォーズ)
Codewars(コードウォーズ)は、クイズ形式でプログラミングスキルを試せるWebブラウザゲームです。C++、Python、JavaScriptなど、多様なプログラミング言語に対応しており、自分のスキルに合わせて挑戦できます。
スマートフォンでもプレイできるので、隙間時間での学習に最適です。クイズ形式で楽しくプログラミングを学びたい中級者以上におすすめです。
Swift Playgrounds(スイフト プレイグラウンド)
Swift Playgrounds(スイフト プレイグラウンド)は、Appleが開発したゲーム形式のプログラミング学習アプリです。iPhoneやiPadで利用でき、Swiftを使ってパズルやシミュレーションゲームをクリアしながら、iOSアプリ開発に必要なプログラミングスキルを楽しく学べます。
インターフェースが視覚的に分かりやすくなっており、初心者でも気軽に挑戦できます。
プログラミング体験ゲームの選び方
プログラミング体験ゲームには多様なものがあり、いざ始めようと考えても種類が豊富すぎて何を選べば良いか分からなくなるでしょう。以下では、プログラミング体験ゲームを選ぶ際のポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- プログラミング言語で選ぶ
- 対象年齢やレベルで選ぶ
- ゲームジャンルで選ぶ
プログラミング言語で選ぶ
将来学びたい、または興味のあるプログラミング言語がある場合は、その言語に対応したゲームを選ぶのがおすすめです。Python、JavaScript、Rubyなど、さまざまな言語に対応したゲームが存在します。ゲームを通して特定の言語に触れることで、言語の特性や基本的な構文を自然に学習できます。ゲームを通して言語への理解度が深まり、本格的な学習へのモチベーションアップにもつながるでしょう。
対象年齢やレベルで選ぶ
プログラミング体験ゲームを選ぶ際は、対象年齢やレベルに合ったものを選ぶことが重要です。子供向けのゲームは、視覚的に分かりやすく、簡単な操作で楽しめるものが多く、プログラミングの基礎を楽しく学べます。初心者向けのゲームは、基本的な概念を丁寧に解説してくれるものが多く、プログラミング未経験者でも安心して始められます。
中級者・上級者向けのゲームは、より高度なプログラミングスキルを学べるものが多く、複雑な問題解決やアルゴリズムの理解を深めたい方におすすめです。
ゲームジャンルで選ぶ
プログラミング体験ゲームには、パズル、RPG、シミュレーションなど、さまざまなジャンルのゲームがあります。自分の好きなゲームジャンルや興味のある分野を選ぶことで、より楽しく学習を進められるでしょう。
たとえば、パズルゲームは、論理的な思考力を養うのに最適です。RPGでは、ストーリーを進めながら自然とプログラミングの概念を吸収できます。シミュレーションゲームは、創造性を活かしながらプログラミングの楽しさを体験できるでしょう。
プログラミング体験ゲームの注意点
プログラミング体験ゲームは、楽しくプログラミングを学べる反面、いくつか注意点があります。より効果的に学習を進めるためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
- 本来の目的がおろそかになってしまう
- 高度なスキルが身につきにくい
本来の目的がおろそかになってしまう
プログラミング体験ゲームを利用する際、ゲームに夢中になりすぎて学習時間が減ってしまったり、基礎知識の習得がおろそかになったりする可能性があります。ゲームはあくまで学習のツールとして捉え、時間を決めてプレイしたり、学習目標を明確に設定したりしておくことが大切です。
高度なスキルが身につきにくい
プログラミング体験ゲームは、基礎知識や概念を学ぶには最適ですが、高度なプログラミングスキルを習得するには限界があります。ゲームの範囲内でしかプログラミングを体験できないため、実際の開発現場で必要となる複雑な問題解決能力や、大規模なプロジェクトを管理する能力などは身につきにくいでしょう。
ゲームをプレイすることだけに満足するのではなく、実際にコードを書いてみるなど、より実践的な学習方法を取り入れることで、さらなるスキルアップを目指せるでしょう。
自分にぴったりのプログラミング体験ゲームを見つけよう!
プログラミング体験ゲームは、楽しく遊びながらプログラミングの基礎を学び、論理的思考力や問題解決能力を育む最適なツールです。Webブラウザゲームやスマホアプリなどがあり、プログラミング言語、対象年齢、ゲームジャンルなど、自分の好みに合わせて選べます。
ただし、ゲームに夢中になりすぎず、学習の目的を見失わないように注意しましょう。自分にぴったりのゲームを見つけて、プログラミングの世界を楽しみながら、スキルアップを目指しましょう!