Geminiは、Googleが提供するマルチモーダル対応の生成AIモデルです。文章だけでなく、画像や動画の生成も行えます。
本記事では、Geminiで動画生成を行う方法について解説しています。料金プランや注意点なども解説しているので、AI動画の制作に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Googleの動画生成モデル「Gemini Veo 3」とは

引用:Gemini Veo 3
Gemini Veo 3は、2025年にGoogleが開発した動画生成AIモデルです。テキストや画像をもとに、高品質な動画を生成できる点が特徴で、AI動画制作ツールとして注目を集めています。
最大8秒間の動画を生成できるため、SNS向けのショート動画や広告動画などの制作に活用されています。また、GoogleのAI映像制作ツールであるFlowと連携している点も特徴です。
Flowとの連携によって生成した動画をそのまま編集できるため、動画制作から編集までを効率的に行えます。
Geminiの動画生成機能の特徴
Geminiの動画生成機能には、以下のような特徴があります。
- 画像から動画を生成できる
- 映像と音声を同時に生成できる
- 物理演算に基づいた動画を生成できる
これらのGeminiの動画生成機能の特徴について見ていきましょう。
①画像から動画を生成できる
Geminiの動画生成機能は、テキストだけでなく画像をもとに動画を生成できる点が特徴です。例えば、ペットの写真を読み込ませることで、その画像をもとに動きのある動画を作成できます。
また、画像からの生成であれば、映像全体の一貫性を保ちやすい点も魅力です。一方で、生成結果は元画像の影響を強く受けるため、理想に近い動画を作成するには、使用する画像選びが重要です。
Geminiの概要について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。Geminiでできることや活用例について解説しています。
②映像と音声を同時に生成できる
Geminiは、映像だけでなく、シーンに合わせた音声も同時に生成できる点が特徴です。動画に合った環境音や効果音などが、指示を出さなくても自動で生成されます。
また、セリフに合わせて口の動きを同期させる「リップシンク」にも対応しているため、自然な会話シーンを作成することも可能です。
③物理演算に基づいた動画を生成できる
Geminiは、光の反射や影の動きなど、物理法則に基づいた自然な動画を生成できる点も特徴です。そのため、従来のAI動画のような不自然さが少なく、リアルな表現で映像を制作できます。
また、人の表情も滑らかに再現されるため、一目見ただけではAIが生成した動画と判断しづらいケースもあるでしょう。
Geminiの動画生成機能は無料で利用できる?
Geminiの動画生成機能は、無料で利用できません。動画生成AIモデルである「Veo」を利用するためには、有料プランへ加入する必要があります。
Geminiでは複数の料金プランが用意されており、加入するプランによって、利用できる動画生成機能やアクセスレベルが異なります。
また、Geminiを業務で活用したいと考えている方は、Geminiセミナーがおすすめです。Geminiを使った業務効率化のコツや、プロンプトエンジニアリングのテクニック、独自AIチャットの作成などについて学習できます。
Geminiの動画生成AIモデルが使えるプラン
Geminiの動画生成AIモデルが使えるのは、以下3つのプランです。
| プラン | 料金 | 特徴 |
| Google AI Plus | 1,200円/月 | 動画生成モデルへの拡張アクセスが可能 |
| Google AI Pro | 2,900円/月 | 動画生成モデルへの上位レベルアクセスが可能 |
| Google AI Ultra | 36,400円/月 | 動画生成モデルへのアクセスが最大に |
個人向けプランは、Google AI PlusとGoogle AI Proの2種類です。プランによっては初月無料で利用できるので、気になる方は一度試してみるとよいでしょう。
Geminiで動画を生成する方法
実際にGeminiで動画を生成する方法について見ていきます。Geminiなら、普段の文章生成と同じような指示の出し方で高クオリティな動画を生成できます。
①生成したい動画のプロンプトを入力する
まずは、Geminiにアクセスします。動画生成は無料プランでは使用できないため、有料プランを契約しているアカウントでログインしましょう。
Geminiを開いたら、入力欄下部にある「ツール」をクリックし、「動画を作成」を選択しましょう。

続いて、入力欄に生成したい動画の内容を文章で入力します。
なるべく具体的にイメージを伝えることで、完成度の高い動画を生成しやすくなります。また、ジャンルやテイストが決まっている場合は、表示されるテンプレートから好みのスタイルを選択することも可能です。
また、Geminiの基本的な使い方や、画像生成の方法などを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。初心者向けにGeminiの初め方から丁寧に解説しています。
②動画を生成する
プロンプトの入力が完了したら、送信ボタンをクリックして動画を生成しましょう。しばらく待つと、入力した内容に沿った動画が自動で作成されます。

生成された動画はそのまま再生して確認できます。動画にカーソルを合わせると右上にダウンロードアイコンが表示されるので、クリックすることで生成した動画を保存可能です。
また、イメージと異なる動画が生成された場合は、プロンプトを変更しながら何度も生成を繰り返すことで、クオリティを高められるでしょう。
Geminiを効果的に使う方法をプロから教わりたい方は、Geminiセミナーがおすすめです。Geminiセミナーでは、生成AIの概要からGeminiを使った業務効率化まで、幅広く学習できます。また、Gemini以外の生成AIツールを使って画像生成や動画生成をする方法なども紹介されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
セミナー名 Geminiセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
Geminiで高品質な動画を生成するコツ
Geminiで高品質な動画を生成するには、以下のようにプロンプトを工夫する必要があります。
- 指示に具体性を持たせる
- カメラワークを指定する
- 英語で指示を出す
- ネガティブプロンプトを指定する
これらのGeminiで高品質な動画を生成するコツについて詳しく見ていきましょう。
①指示に具体性を持たせる
動画生成では、できるだけ具体的なプロンプトを入力することが大切です。「犬が走る動画」とシンプルに指示を出すよりも、「柴犬が夕方の海辺を走る動画」のように詳細を指定した方が、イメージに近い動画を生成しやすくなります。
また、人を登場させる場合も、年齢や表情、人種などを細かく指定することが大切です。具体性が高いほど、AIが意図を理解しやすくなります。
②カメラワークを指定する
動画の印象を高めるためには、カメラワークを指定することも大切です。例えば、一人称視点なのか、俯瞰視点なのかによって、動画の雰囲気は大きく変わります。
また、上から見下ろすのか、下から見上げるのかなど、アングルも指定できます。カメラの動きや視点まで細かく指定することで、完成度の高い動画に仕上げやすくなるでしょう。
③英語で指示を出す
Geminiは日本語のプロンプトにも対応していますが、より高品質な動画を生成したい場合は、英語で指示を出すのがおすすめです。英語の方が、細かいニュアンスまで汲み取ってもらえる傾向があります。
そのため、まず日本語でプロンプトを作成し、それをGeminiで英語へ変換してから動画生成へ利用すると、より理想に近い映像を生成しやすくなるでしょう。
④ネガティブプロンプトを指定する
ネガティブプロンプトとは、動画に反映させたくない要素を指定するためのプロンプトです。あらかじめ不要な表現を指定しておくことで、イメージと異なる生成結果を減らし、修正の手間を省くことができます。
例えば、「低画質」や「余分な人物」などをネガティブプロンプトとして設定することで、不要な要素を避けながら動画を生成できます。理想に近い映像を効率的に作成したい場合は、通常のプロンプトだけでなく、ネガティブプロンプトも活用するとよいでしょう。
Geminiの動画生成機能を使う際の注意点

Geminiで動画生成機能を使う際は、以下の点に注意が必要です。
- 実在する人物や著作物を動画に登場させない
- 動画にはウォーターマークが埋め込まれている
- 長尺動画は生成できない
- 生成結果は毎回異なる
これらの注意点について見ていきましょう。
①実在する人物や著作物を動画に登場させない
Geminiで動画を生成する際は、実在する人物や著作物を無断で使用しないよう注意が必要です。場合によっては、肖像権や著作権の侵害に該当する可能性があります。
生成した動画をSNSや動画サイトへ公開した場合、法的責任を問われるリスクもあるため、利用ルールを守ったうえで活用しなければいけません。
②動画にはウォーターマークが埋め込まれている
Geminiで生成された動画には、AIによって作成されたコンテンツであることを示すウォーターマークが埋め込まれています。代表的なものとして、動画右下に表示される「Veo」の表記があります。
また、見た目では確認できない電子透かしも埋め込まれており、特殊な技術を使うことでAI生成動画であると判別可能です。
③長尺動画は生成できない
Geminiで一度に生成できる動画は短尺であり、数分単位の長い動画を作成することはできません。長尺動画を作成したい場合は、短いカットを複数生成し、それらを動画編集ソフトでつなぎ合わせる必要があります。
そのため、GeminiはSNS向けのショート動画や広告動画など、短時間で視聴されるコンテンツの制作に適しています。
④生成結果は毎回異なる
生成AIはランダム性を含んでいるため、同じプロンプトを入力した場合でも、毎回まったく同じ動画が生成されるわけではありません。構図や人物の表情、動きなどに違いが生まれます。
そのため、気に入った結果で生成できた場合は、その都度保存しておくことが大切です。
Geminiの動画生成機能についてのまとめ
今回は、Geminiで動画生成を行う方法について紹介しました。Geminiの動画生成機能を活用することで、専門的なスキルがなくても、テキストや画像から高品質な動画を手軽に作成できます。
動画生成の手順はシンプルで、普段AIを使用する感覚で指示を出すだけで簡単に動画を生成できる点が魅力です。Geminiの有料プランを契約している方は追加料金なしで利用できるので、ぜひ動画生成にもチャレンジしてみてください。



