Copilotは、ChatGPTやGeminiと同じように、チャット画面で対話しながら画像を生成・編集できるマルチモーダルな生成AIです。
本記事では、Copilotの画像生成AIの特徴や使用モデル、画像生成の無料枠、商用利用のルールまで幅広く解説します。進化の早いCopilotの画像生成機能を使いこなしたい方もぜひチェックしてください。
Copilotの画像生成とは?

Copilotの画像生成AIとは、私たちが日常で使う言葉(プロンプト)を入力するだけで、高品質な画像を自動作成してくれる機能です。
「Copilot」はMicrosoftが開発した生成AIで、「副操縦士」を意味する言葉です。Windows・Edge・Word・Excelなど幅広い環境に組み込まれ、名前の通り、利用者のそばで日常の作業をサポートします。
Copilotの画像生成の使用モデル
Copilotの画像生成は、OpenAIの画像生成AIモデル・DALL·E 3をベースにしており、一度出力された画像に対して「スーツの色を赤にして」「背景を海に変えて」のように、追加指示を加えながら柔軟に調整できます。これは、
- 文章を理解する部分はGPT(GPT‑4 / GPT‑4oなど)
- 画像を作る部分はDALL·E
が担当するハイブリッド構造によって実現しています。この仕組みにより、プロンプトの意図を正確に読み取り、必要な箇所だけを自然にピンポイントで変更できるのです。上記の画像生成例を見ても、指定した部分のみが自然に置き換わっていることが確認できます。
複数のAIモデルを切り替えられる
Copilotの画像生成は、Microsoft 365 Copilotの有料プランに加入していれば、PowerPointのCopilotで編集するときに「モデルスイッチャー」を使用できます。
この機能を使うと、Microsoft AI、Anthropic、ChatGPT、およびBlack Forest LabsのFlux.2などの他の使用可能なモデルから、イメージモデルを選択して変更することが可能です。
セミナーでAIモデルの正しい選び方をマスターしよう!
有料プランのモデルスイッチャーや、GPTとDALL·Eの連携など、Copilotが進化を続ける一方で「結局どのモデルをどう選べばいい?」と感じたかもしれません。
Microsoft 365 Copilotセミナーでは、生成AIの基礎知識やモデル・ツールの種類、画像生成の要であるプロンプトエンジニアリングまで幅広く学べます。
「Microsoft 365 Copilot」と聞いて、通常のCopilotとの違いがわからない方もいるでしょう。実はCopilotにはいくつものプランがあり、「Copilot」と名のつくサービスも複数存在します。
詳しくは以下の記事で解説していますので、この機会にCopilotの種類をまとめておきましょう。
Copilotの新しい画像生成機能「Imagine」とは?
Copilotの画像生成は、「Imagine」という新しい機能がサイドバーに新設されました。Imagineを使うと、手持ちの写真を12のスタイルに簡単に変更でき、その場でEメールでの送付、SNS共有も可能です。
ここでは、Copilotの最新画像生成AI・Imagineから3つの機能をピックアップし、同一女性をモデルにして生成した実際の画像とともに紹介します。
- ヘアスタイルの変更
- ネオン・サイケデリック風イラストに変更
- コスプレ写真に変更
①ヘアスタイルの変更
Copilotの「Hairstyle gallery」を使うと、手持ちの写真から9種類のヘアスタイルを自動生成できます。ショート・ロング・巻き髪などのバリエーションを一度に比較でき、ヘアカラーの変更にも対応しています。
②ネオン・サイケデリック風イラストに変更

Copilotの「Neon fantasy」は、手持ちの写真をネオン・サイケデリック風の鮮やかなイラストに変換する機能です。完成画像は、上記のようにカラフルながらノスタルジックで、背景には虹や星、ハート、月などが散りばめられ、独特の世界観が表現されています。
③コスプレ写真に変更

Copilotの「Cosplay」には、手持ちの写真をファンタジー衣装の本格的なコスプレ風に変換できる楽しい機能もあります。鎧や魔法杖などの小物も自動生成され、手軽に異世界キャラクターになったような体験ができます。
Copilotの画像生成の無料制限は?
Copilotの画像生成の無料制限は、1日当たり10回です(2026年6月時点、筆者による実機検証済み)。
この無料回数を超えた時点で「画像生成の上限に達しました。明日、制限がリセットされてから、もう一度お試しください。」と表示されます。この無料枠は、通常の画像生成や、Imagineを使った画像生成のすべてが1回としてカウントされます。
また、チャットの案内でも以下のように表示されるため、制限がリセットされるまで待ってから再度試すようにしましょう。
Copilotの画像生成の有料プラン
Copilotの画像生成は、有料プランに移行すれば画像生成の上限枠が広がります。ここでは、Copilotの有料プランを一覧表でお伝えしましょう(法人向けプランは月額換算/年払い)。
| 区分 | プラン名 | 料金/月 | 主な対象者 |
|---|---|---|---|
| 個人 | Microsoft 365 Personal | 2,130円 | 1人でOffice+Copilotを使いたい |
| Microsoft 365 Family | 2,740円 | 家族でOfficeを使いたい | |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 | Copilotの機能を多く使いたい | |
| 法人 | Microsoft 365 Copilot Business | 3,148円/ユーザー | Copilotのを活用したい中小企業 |
| Microsoft 365 Copilot(Enterprise) | 4,497円/ユーザー | Copilotを全社導入したい大企業 |
なお、Microsoftの公式ページでは、「使用に制限があります」と書いており、具体的な上限については書かれていません。また最も高いプランには「最も多く使用可能」と記載されています。
Copilotの画像生成は商用利用できる?
Copilotで生成した画像は、無料版か有料版かによって商用利用の可否が変わります。
無料版の画像は商用利用できない
無料版のCopilot(ブラウザ版・スマホアプリ版)で生成した画像は商用利用できません。Microsoftの利用規約では、無料版は「個人的かつ非商業的な使用」に限定されています。
有料版は商用利用が可能
一方、Copilot for Microsoft 365(有料版)は商用利用が可能です。ただし、第三者の著作権を侵害しない、違法・不適切なコンテンツを生成しないなどの条件を守る必要があります。
Copilotの画像生成の使い方
続いて、Copilotの画像生成を使う方法を解説します。ここでは、プロンプトから画像を生成する方法をお伝えしましょう。
- Copilotにアクセスして、「+」を開き「画像の生成」を選択
- 「次の画像を作成してください」と表示されるので、その後にプロンプトを入力→送信

- 生成前に2回ほど確認されるので、「お願いします」「はい」などと解答して送信

- 画像を生成したら、ダウンロード、もしくは共有を選択

この手順で、Copilotで画像を生成し、作成した画像を保存できます。なお、以下は今回の画像生成で実際に使用したプロンプトです。ぜひ同じプロンプトを使って、画像のクオリティを実際にお確かめください。
Copilot画像生成を成功させるプロンプトのコツ
Copilotで思い通りの画像を作るには、要素をシンプルに整理して伝えることが重要です。通常のテキスト生成とは異なるので、以下の表でプロンプトの書き方を押さえておきましょう。
| 項目 | ポイント | プロンプトの例 |
|---|---|---|
| 文字数 |
|
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| 書く順序 |
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|
| 品質・光 |
|
|
| 描画スタイル |
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| 要素の分離 |
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| 除外の指定 |
|
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Copilotの画像プロンプトに迷ったら、まずは主役・背景情報・光・スタイルだけを短くまとめてみてください。その後、「描画スタイル」や「品質」を追記して、「要素の分離」や「除外の指定(ネガティブプロンプト)」を活用して調整すると良いでしょう。
セミナーでCopilotの画像プロンプトをマスターしよう!
先ほど、Copilotの画像生成におけるプロンプトのコツを紹介しましたが、「実際にやってみると思ったより難しい…」「良い言葉がなかなか思い浮かばない」という方もいるでしょう。
とはいえ、Copilotの無料枠は1日10回までです。コツをつかめないまま試行錯誤を繰り返していると、無料枠をあっという間に使い切ってしまいます。
限られた回数で理想の画像を生成するためにも、まずはプロンプトの基本と実践テクニックを身につけておきましょう。Microsoft 365 Copilotセミナーでは、
- プロンプトエンジニアリングの実践テクニック
- 生成AIの最新技術と活用方法(画像・動画・3D生成など)
- AIエージェント(Copilot Studio)を活用した業務自動化
など、ビジネスに直結するプロンプト技法、DXにも有効な自動化スキルなど、幅広い内容をハンズオン形式で学べます。独学でのプロンプト作成に限界を感じている方、Copilotを社内の強力なアシスタントとして定着させたい方に最適なセミナーです。
セミナー名 Microsoft 365 Copilotセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
Copilotの画像生成を使う際の注意点
Copilotの画像生成を使う際は、指示の仕方、利用状況、著作権侵害に注意しましょう。
- Copilotに画像生成であることを伝える
- 利用状況によって画像生成できない場合がある
- 著作権侵害のリスクに注意する
①Copilotに画像生成であることを伝える
Copilotで画像を生成する際は、画像生成機能を選択するか、「画像を生成してください」と明確に指示することが重要です。プロンプトだけを入力すると、Copilotが画像作成ではなく通常のチャットへの質問だと判断し、画像が生成されない場合があります。
ただし、画像から画像を生成する「Imagine」を使う場合には、元となる画像をアップロードすれば自動的に画像生成モードとして認識します。そのため、この場合には「画像を生成して」と言葉で指示する必要はありません。
②利用状況によって画像生成できない場合がある
Copilotでは、状況によって画像生成ができなくなることがあります。主な原因は、
- 無料版の利用回数制限への到達
- コンテンツポリシー違反
- ブラウザの不具合
- 法人アカウントによる機能制限
です。画像が生成されない場合は、時間を置いて再度試す、プロンプトの表現を変更する、ブラウザのキャッシュを削除するなどの対処を行いましょう。
③著作権侵害のリスクに注意する
Copilotで生成した画像を商用利用する際は、著作権を侵害しないか注意しましょう。たとえば、有名キャラクターや企業ロゴ、著名人などを指定して画像を生成すると、第三者の権利を侵害するリスクがあります。
また、意図せず既存の作品に似た画像が生成される可能性もあるため、生成した画像はGoogle画像検索などを活用し、事前に安全性を確認してから利用しましょう。
画像生成AIをはじめ、AIが作成したコンテンツには、常に著作権を侵害するリスクが潜んでいます。生成AIにおける著作権侵害の問題については、以下の記事で詳しく解説しています。
Copilotの画像生成でよくある質問
Copilotの画像生成を使う前に、気になる点を「よくある質問」で事前に確認しておきましょう。ここでは、よくある4つの質問をご紹介します。
Copilotの画像生成についてまとめ
Copilotの画像生成は、チャットによる柔軟な指示で思い通りの修正ができる「マルチモーダル機能」が大きな魅力です。さらに、新機能「Imagine」を使えば、手持ちの写真を多彩なスタイルへ一瞬で変換できます。
ただし、無料版の画像生成には1日あたり10回の制限があります。無駄なく効率的に使いこなすためにも、セミナーを活用して事前にプロンプトスキルを身につけておきましょう。







