【2025】G検定はオンラインで受験できる?試験内容や流れを紹介

世間的にAI分野への関心が高まるいま、「G検定」は多くの人から注目を集めています。オンライン受験ができる資格という話もありますが、実際の試験内容や申し込みの流れはどのようになっているのでしょうか。

本記事では、G検定のオンライン受験で合格を目指すうえで押さえておきたいポイントや、学習講座について解説します。本記事を参考に、ぜひオンラインでG検定を受験し、合格を勝ち取ってください。

そもそもG検定とはどんな資格?

G検定は、AI(人工知能)やコンピュータがどうやって物事を考えたり、学んだりするのかを知るための資格です。簡単にいうと、この検定では、「AIって何なのか?」「どうやって業務などに活用するのか?」という基礎的なことを学べます。

たとえばAIが人間の顔を認識したり、スマホのアプリで文字を翻訳したりする仕組み、アルゴリズムなども試験範囲に含まれています。この資格は、AIを使う仕事をしたい人や、AIについて詳しくなりたい人に向いています。

テストはオンライン形式のみで、自宅でPCで受けられるので、家にいながらチャレンジできるのもメリットです。なお、G検定の概要を一覧にまとめると、以下のようになります。

資格名G検定
運営元日本ディープラーニング協会(JDLA)
対象者
  • AIやディープラーニングの基礎を学びたいビジネスパーソン
  • AI活用を検討する初心者
出題範囲
  • AIの歴史
  • 基礎知識
  • アルゴリズム
  • ディープラーニング
  • 応用事例

ほか

試験形式オンライン試験のみ
所要時間約120分
難易度初級~中級(AIの全体像を理解するための基礎知識が必要)
受験料(税込)
  • 一般:13,200円
  • 学生:5,500円
学習方法
  • 公式教材
  • 過去問題集
  • オンライン講座

なお、G検定の概要をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【2025】G検定とはどんな資格?難易度や合格によるメリットを紹介

G検定はオンラインで受験できる?

G検定はオンラインで受験できます。むしろオンラインでしか受験できず、会場での受験は選択肢にありません。

受験者は自宅などインターネット環境が整った場所からパソコンを使って、試験に挑むことになります。試験時間は約120分で、出題形式は選択式です。

オンライン試験のため、事前に専用ソフトウェアをインストールさえすれば、インターネット環境さえ整う場所であればどこでも受験できます。忙しい社会人や学生が、移動せずに手軽に受験できるといった観点から、利便性が高いといえるでしょう。

オンラインのG検定はどんな試験内容になる?

G検定は、AIやディープラーニングの基礎知識を問う試験で、選択式のオンライン試験形式です。約120分の試験時間内で、200問前後の問題に回答します。

試験ではAIの基本的な仕組み、歴史、活用事例、倫理的課題など幅広い分野が網羅されています。受験者はAIを用いるビジネスの視点や、AI技術の全体像を把握するスキルを問われます。

エンジニアのような専門的な内容というよりも、「AIを業務活用するための知識」にフォーカスを当てた、初~中級者向けの資格です。オンラインのG検定の出題範囲を一覧にすると、以下のようになります。

技術分野人工知能とは
  • 人工知能の定義
  • 人工知能分野で議論される問題
人工知能をめぐる動向
  • 探索・推論
  • 知識表現とエキスパートシステム
  • 機械学習
  • ディープラーニング
機械学習の概要
  • 教師あり学習
  • 教師なし学習
  • 強化学習
  • モデルの選択・評価
ディープラーニングの概要
  • ニューラルネットワークとディープラーニング
  • 活性化関数
  • 誤差関数
  • 正則化
  • 誤差逆伝播法
  • 最適化手法
ディープラーニングの要素技術
  • 全結合層
  • 畳み込み層
  • 正規化層
  • プーリング層
  • スキップ結合
  • 回帰結合層
  • Attention
  • オートエンコーダ
  • データ拡張
ディープラーニングの応用例
  • 画像認識
  • 自然言語処理
  • 音声処理
  • 深層強化学習
  • データ生成
  • 転移学習・ファインチューニング
  • マルチモーダル
  • モデルの解釈性
  • モデルの軽量化
AIの社会実装に向けて
  • AIプロジェクトの進め方
  • データの収集・加工・分析・学習
AIに必要な数理・統計知識AIに必要な数理・統計知識
法律・倫理分野AIに関する法律と契約
  • 個人情報保護法
  • 著作権法
  • 特許法
  • 不正競争防止法
  • 独占禁止法
  • AI開発委託契約
  • AIサービス提供契約
AI倫理・AIガバナンス
  • 国内外のガイドライン
  • プライバシー
  • 公平性
  • 安全性とセキュリティ
  • 悪用
  • 透明性
  • 民主主義
  • 環境保護
  • 労働政策
  • その他の重要な価値

引用:JDLA公式サイト

オンラインのG検定の申し込みの流れ

オンラインのG検定の申し込みの流れ

この章では、オンラインのG検定の申し込みの流れとして、以下のとおりの手順で書いていきます。

  1. 公式サイトにアクセスする
  2. Eメールからアカウント登録を行う
  3. Eメールから申込みを完了させる

ステップ①公式サイトにアクセスする

まずはJDLAの公式サイトにアクセスし、「G検定申し込み方法(個人)」の見出しから、「受験チケットを購入する」という青いボタンをクリックします。

「受験チケットを購入する」という青いボタン

するとJDLAの受験チケット購入サイトに遷移するので、そのページ内の入力フォームに名前やメールアドレスなど、必要情報を記入します。

ステップ②Eメールからアカウント登録を行う

情報を入力し、そのデータを送信すると、メールアドレスに「アカウント登録用の確認メール」が届きます。そのメールに記載されているURLにアクセスし、JDLAアカウントの登録を完了させてください。

なお、アカウント登録が終わらないと、G検定の申込みが完了できないので、ご注意ください。

ステップ③Eメールから申込みを完了させる

アカウント登録が終わったら、JDLAアカウントのマイページから受験チケットを購入し、G検定の申込みを行います。日時を選んで申込みを完了させると、申込み完了の確認メールが届くので、受験する資格、また日時などに間違いがないかしっかり確認しましょう。

なお、G検定の受験チケットは「購入日から1年間」の有効期限があるので、ご注意ください。

G検定をオンラインで学べるおすすめ講座

G検定をオンラインで学べるおすすめの講座としては、以下のようなものがあります。

  1. G検定対策講座
  2. 全人類がわかるG検定対策講座
  3. G検定に合格するための集中講義!

それぞれ、順を追って見ていきましょう。

おすすめ講座①G検定対策講座

JDLA認定 G検定対策講座

最短でG検定の合格を目指せる短期集中オンライン講座です。会場受講・ライブウェビナー・eラーニングの3つの形式から選択でき、最新の出題範囲をカバーしたオリジナル教材や模擬試験を通じて実践的に学べます。

中でもeラーニングではキャンペーン割引が実施されて5,500円、さらにE資格合格者はさらに5,500円がキャッシュバックされるので、実質無料となっています。

また受講期間の復習や参考書として使える教材も配布されるうえ、合格まで専門スタッフの徹底したサポートが受けられることから安心して効率的に学習ができる、初心者にもっともおすすめのオンライン講座です。

JDLA認定 G検定対策講座の詳細はこちら

おすすめ講座②全人類がわかるG検定対策講座

おすすめ講座②全人類がわかるG検定対策講座

引用:AVILEN

「全人類がわかる G検定対策講座」は、DX時代に欠かせないAIリテラシーをオンライン完結型で学べる講座です。文系の方でも気軽に始められる分かりやすい解説と、約600問のWeb模試を中心とした充実の学習環境が用意されています。

価格は29,700円(税込)で、スキマ時間を活用しながら着実に合格力を高めることが可能です。担当講師は実務経験豊富なデータサイエンティストで、AIを基礎から理解し、ビジネスに生かすヒントも得られます。

G検定合格とともに、DX時代の必須スキルを身につけたい方におすすめのオンライン講座です。

おすすめ講座③G検定に合格するための集中講義!

おすすめ講座③G検定に合格するための集中講義!

引用:Udemy

ディープラーニングや機械学習などの基本用語を体系的に学び、G検定合格に必要な知識を幅広く網羅する講座です。全200問の模擬試験を備え、初心者でも実践的に理解を深めることができるオンライン講座です。

AIの社会的背景や法的観点にも触れ、ビジネスでの活用から学習・試験対策まで網羅されています。日本語の分かりやすい解説で挫折することなく合格を目指せるうえ、多忙な方でもスキマ時間を活用しやすい構成が魅力です。

なお、講座はここまで紹介したもの以外にも、たくさんの種類があります。興味のある方は以下の記事が参考になるので、ぜひご一読ください。

【2025】G検定でおすすめの講座は?価格と内容から徹底比較

オンラインのG検定に関するよくある質問

最後に、オンラインのG検定に関するよくある質問に答えていきます。

G検定はオンラインならカンニングできる?
G検定はカンニング可能です。可能ではありますが、G検定は問題数が多いのが特徴です。実際は1問にかける時間にカンニングを行っていたら、全て回答することが難しくなるので、カンニングだけで合格するのは現実的ではありません。もちろん運営元のJDLAとしても、カンニングは「非推奨」です。
G検定は自宅以外で受験できる?
G検定はインターネット環境がある場所であればどこでも受験できますが、G検定はオンライン限定の資格となっているので、会場受講などの「JDLAが用意した会場での受験」はそもそも選択肢にありません。なので公式サイトからアカウント登録を行い、受験チケットを購入し、自分の好きな日時に受験する形となります。そのため、忙しいビジネスパーソンにも向いた試験となっています。
G検定の勉強時間は?
おおよそ「30~50時間」と見ておくのがいいでしょう。JDLAが合格者に行ったアンケートでは、39%の方がそう答えているためです。ちなみに、15~30時間と答えた方は23%、50~70時間と答えた方は15%となっています。ただ、必要な勉強時間は、その人の経験や事前知識、勉強方法によって大きく変わるので一概に断言できるものではありません。

G検定オンラインまとめ

AI分野での活躍を目指す方にとって、オンラインで柔軟に学習・受験を両立できるG検定は、大きな武器になることは間違いありません。ここまでご覧いただいたように、G検定はオンラインのみで受験可能なAI関連資格で、試験範囲は幅広く、学習にはしっかりとした準備が必要になります。

申し込みは公式サイトを通じて手軽に行えるうえ、対策講座も充実しているため自分に合った学び方も選択可能です。G検定は汎用性、そして将来性に優れた資格なので、ぜひ習得して今後のキャリアに大いに役立てましょう。

JDLA認定 G検定対策講座の詳細はこちら

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