AIは色々な分野で注目されており、教育の現場でも同様に注目されています。
では教育分野では具体的にどのようなAI教育サービスがあるのか、AIで人を教育するメリットとデメリットと合わせて詳しく見ていきましょう。
AIを使った教育サービスとはどういうもの?
AIとは人工知能の事で、人間が操作しなくても自動的に作業を行ったりする事が出来ます。
また、AI自体が自らデータや過去の経験から学習して、パフォーマンスを高めていく事が出来るというのも特徴です。
このAIを使った教育サービスとはどういうものがあるのかというと、代表的なものとしてディープランニングが挙げられます。ディープランニングとは、十分なデータがあれば、AIがデータのルールを自動で見つけ出してくれるというものです。
この機能を使う事により音声認識も出来るようになるので、英語の発音が正しいか評価出来るシステムが作れ、より効率的に勉強する事が出来るようになります。
おすすめのAI教育サービス6選
AIを上手に活用したおすすめの教育サービスが6つ程あるので詳しく見ていきましょう。
1.企業向けDX・AI人材育成サービス
1つ目は、ProSkilllの企業向けのDX・AI系の人材育成用サービスです。
法人向けで自社に合わせてさまざまなカルキュラムを提案してくれるので、どんなDX・AI系の研修でも対応してくれます。
自社社員のDX・AIの知見を深めたいと思っている人はぜひこちらのサービスを利用してみてください。
2.AIエンジニア育成講座
2つ目もProSkilllが行っているAIエンジニア育成講座です。
こちらでもAI系の知識を学ぶ事が出来ます。AIビジネスセミナーと同様、AI学習未経験でも受講出来ますし、最速でわずか2日で応用レベルまで制覇可能というのが特徴です。
内容としては、まずAIに関する知識を身につけ、基本的なAIプログラミングの手法を学びます。
次にAIプログラムの実装から可視化、修正まで行えるようにし、それからAIの学習モデルやプログラム手法についても勉強をしていきます。
さらに学習モデルごとの違いや特徴を理解出来たり、実装出来るように学び、最終的に実践的なAIプログラムの実装が出来、継続的に運用出来るようにするのがこの講座の目的です。
3.ビジネス向けAI完全攻略セミナー
3つ目もProSkilllが行っているAIビジネスセミナーです。
AI系の知識を学ぶ事が出来ます。
特徴は、AI学習未経験でも受講する事が出来、たった1日で応用レベルまで制覇する事が出来るという点です。さらに実務で使える知識や活用術も習得出来るというのが魅力です。
具体的にはAIの基礎知識を理解し、AIの作成に必要なデータや設定項目を習得します。
そしてAIの作成方法を理解し、機械学習の実践的スキルを習得します。
とにかく短期集中でスキルアップ出来、最速でビジネスで使える技術を習得出来るというのが特徴です。
4.AI Speaking
4つ目はベネッセコーポレーションが開発した英語教材「AI Speaking」で、AI音声認識機能を活用した自動採点や評価を行うパフォーマンステストです。
例えば「スピードキング・クエスト」というものは、ゲームのストーリーに沿って、キャラクターが画面に登場し、生徒の回答を瞬時に判定していきます。
パソコン等でゲーム感覚で英語を学ぶ事が出来るので、小さな子供でも楽しみながら勉強する事が出来ますし、出題から採点そして評価まで出来るというのが魅力です。
5.スタディサプリENGLISH
5つ目はリクルートが運営する英語学習アプリのスタディサプリENGLISHです。
AIで利用者の英語の発音を評価出来るサービスを導入しています。
動画を視聴後にアプリに向かって生徒が発音すると、音声認識機能が発音を分析して評価してくれます。しかも、自分がどの程度上達したか客観的に確認する事も出来る為、モチベーションも下がらず続けやすいです。
さらに音声認識技術を利用して、話した内容を文字起こしする事も出来るのでスピーキング力向上のトレーニングにも使えます。
そしてその文字起こしされた内容と解答例を評価する時もAIが一致率を4段階で表してくれるので便利です。
6.Life is Tech!
6つ目はプログラミングのオンライン教材を扱っているライフイズテックがが開発した先生がいなくても勉強出来るプログラミング教材です。
AIが生徒の解答をチェックして苦手分野を見つけ出し、それを克服出来るような問題を出してくれます。
プログラミングはますます重要度が増してきていますが、教えられる先生が足らず人材不足になっています。しかし、この教材があれば、先生がいなくてもプログラミングについて学ぶ事が可能です。
AIで人を教育するメリット
AIで人を教育する場合、どのようなメリットがあるのかというと色々あります。
レベルに適した学習ができる
まず生徒1人1人のレベルに適した学習をさせる事が出来るという点です。
学校で大人数の授業をしていると、生徒の理解度に差が出来てしまいます。
何故なら理解度はそれぞれ異なるからです。
それにもかかわらずどんどん授業を進めていってしまうと、分からない生徒は授業についていけなくなってしまいます。
そこでAI教育を導入する事で、それぞれの子供の学習レベルに適したアドバイスをする事が出来るようになり、勉強についていけなくなる生徒を減らす事が出来るというのは大きなメリットです。
適切なアドバイスができる
また生徒にリアルタイムで適切なアドバイスする事が出来るというのもメリットの1つです。
教育にAIを導入する事によって、先生は生徒の学力状況をしっかりと把握する事が出来るようになります。その為、生徒1人1人に自分が今何をすれば良いかをリアルタイムでアドバイス出来、生徒にとっての無駄な勉強時間を減らす事が出来ます。
効率よく学習できる
加えてすでに学んだ内容も、より理解出来るように復習を兼ねた勉強法もアドバイス出来、より効率よく勉強出来るというのも魅力です。
こうした生徒1人1人に対して適切な指導というものは、生徒数が増えれば増える程困難になる為、AIを教育に導入してカバーしていくという事が大切です。
成績を分析できる
他にも成績を正しく分析出来るというのもメリットの1つとして挙げられます。
AIが過去のデータを踏まえて成績を分析するので、平等に評価を出す事が出来ます。
採点を自動化できる
それからテストの採点を自動化出来るというのも大きな魅力です。文字認識技術が進歩する事で精度も上がって、数字だけでなく英文も認識出来るようになりつつあります。
さらに手書きの答案に関しても採点出来るようなサービスも出始めており、これから教育業界ではますます採点の自動化が進んでいく事が予想されます。
採点が自動化されれば、先生の負担も軽くなりますし、その空いた時間を教育レベルの向上に向けられより良い教育を生徒が受けられるようになるというのもメリットです。
AIで人を教育するデメリット
一方、デメリットもいくつかあります。
データや技術が必要
まず導入するにあたりある程度のデータや技術が必要という事です。
AIを導入する場合、まずデータを集めてAIに学習させます。
そしてシステムに取り込まなければなりません。
またデータ量が多い場合は、ルールを見つけ出すのにある程度の時間がかかるので、高性能なハードウェアも欠かせません。
さらに、AIにデータを学習させる為のプログラミング技術を持った人材が必要となります。
このように導入するにはプログラミング技術を持った人や、ある程度のデータ、そして高性能のハードウェアが必要なので、簡単に導入出来ないというのもデメリットです。
自主的に考える事を奪う可能性
他にも生徒が自主的に考える事を奪ってしまう恐れがあるというのも、デメリットの1つです。
確かに教育にAIを導入すれば効率的に勉強する事が出来るようになります。
しかし裏を返せば、生徒は先生の言う事を聞いていれば良い為、自主的に考えなくなったり、自ら学ぼうとする姿勢が薄くなってしまう可能性があるという事でもあります。
このようにAIに頼りがちになってしまうという事が大きなデメリットです。
AI教育サービスは子供から社会人まで幅広く学べる
AIを使った教育サービスは注目されており、小さな子供から社会人まで学べるものまで色々とあります。
勉強の効率化にも役立ちますし、英語やプログラミングを学ぶのにも使えます。
その為興味のある人は1度試してみると良いです。
