こちらの記事ではPythonのインストール方法と、PythonとAnacondaの違いについて解説します。
インストールの大まかな全体の手順ですが、以下になります。(所要時間約10分)
- Pythonをダウンロードする
- Pythonをインストールする
非常にシンプルですよね。
そもそもPythonとはプログラミング言語の一つであり、AIの開発、作業の自動化、Webサイト作成やブロックチェーンの開発など、できることがたくさんあります。
その「読みやすさ」「書きやすさ」から非常に人気のある言語の一つであり、Googleでは社内の標準プログラミング言語として採用されています。
AIやブロックチェーンといった将来性たっぷりのジャンルに関わる言語ですので、扱えるようになって損はないでしょう。
こちらの記事を参考に、ぜひPythonを始めてみましょう。
そもそもPythonとは?(Anacondaとの違い)
実は、Pythonをインストールする手段(入手元)は二つあります。
公式版Python
一つはThe Python Package Indexを利用する方法です。
こちらはいわゆる「公式版Python」でPython言語の開発コミュニティが運営しているものです。
Anaconda
そしてもう一つがAnacondaです。
公式版Pythonとの違いですが、こちらはPython以外のコマンドやプログラミング言語もまとめて利用可能なパッケージになります。
分野で言うと、データ解析や機械学習などに特化しているのがAnacondaの特徴になります。
公式版PythonとAnacondaは管理方法が異なり、共存することで問題が起こってしまう可能性があります。
どちらも同時に利用することはあまり推奨されていません。
では、どちらをインストールしたら良いでしょうか。
両環境を同時に利用することは難しいですが、あとでどちらかに乗り換えることは容易です。
Pythonをダウンロード・インストールするならAnacondaの利用がオススメ
プログラミング言語Pythonを活用するために、多数のライブラリーをインストールして、環境を構築する必要があります。
ライブラリはあらかじめパッケージをインストールすることで利用が可能で、現在主流なのがPython公式(The Python Package Index)とPython公式の2種類です。
Python公式はプログラミング言語Pythonを学ぶ人に向けたパッケージです。
教則本などでは、Python公式をインストールしていることを前提とした解説が多く、初めてPythonを利用する人には最適です。
一方でAnacondaは、データサイエンスや機械学習などでPythonを利用したい人に使われています。
Anacondaのライブラリーには科学技術計算等のライブラリーが多数含まれており、インストールしたらすぐにそれらを利用できます。またAnacondaは機械学習で有名なR言語も利用できるため、両言語を使いたい人にも好まれています。
Python公式とAnacondaを同時に使用するのは環境的には難しいです。
したがってどちらかを選択しなければならず、将来的なことを考えれば、多くの機械学習のライブラリーが搭載されているAnacondaの使用を推奨します。
念のためこちらのページでは、公式版PythonとAnaconda、両方のインストール方法を解説していきます。
公式版Pythonのインストール方法(Windows編)
ここからインストールまでの具体的な手順を詳しく解説していきます。
まずはPythonをダウンロードしましょう。以下のリンクからPythonの公式サイトを開きます。
ダウンロードタブをクリック
黄色いタブ「バージョン3.〇.〇」をクリック
余談ですが、pythonには「バージョン2.〇.〇」という古いタイプもあります。
これから新しく始める場合は迷わず「バージョン3.〇.〇」を選んでください。
ダウンロード完了
左下の小窓に「python-3.〇.〇-amd64.exe」というファイルが出てきたらダウンロード完了です。
ここをクリックしてインストールに移ります。
インストール開始
「Add Python 3.9 to PATH」にチェックを入れて「Install Now」をクリックします。
インストール完了まで待機
インストール完了
この画面が出てきたらインストール完了です。
右下のCloseを押してください。
チェック作業
インストールが完了できたかどうかのチェックに移ります。
画面左下のwindowsマーク→「Windowsシステムツール」→「コマンド プロンプト」の順にクリックします。
コマンドプロンプトを開いたら
コマンドプロンプトを開いたら、ユーザー名の隣に「python」と入力します。
画像のようにバージョンなどの情報が出てきたら、ちゃんとインストールできています。
公式版Pythonのインストール方法(Mac編)
まずはPythonをダウンロードしましょう。
以下のリンクからPythonの公式サイトを開きます。
公式ページへ
ダウンロードタブをクリック
黄色いタブ「バージョン3.〇.〇」をクリック
余談ですが、pythonには「バージョン2.〇.〇」という古いタイプもあります。
これから新しく始める場合は迷わず「バージョン3.〇.〇」を選んでください。
ちなみにMacには最初から「バージョン2.〇.〇」がインストールされている場合が多いです。
インストール開始
ダウンロードしたファイルをクリックするとインストーラーが起動します。
右下の「続ける」をクリックしてインストールを開始します。
インストール完了
画像のような画面が表示されたらインストール完了です。
チェック作業
インストールが完了できたかどうかのチェックに移ります。
アプリケーション→ユーティリティフォルダ内にある「ターミナル」を起動してください。
分からなければspotlight検索で「ターミナル」と入力すると出てきます。
ターミナル起動
起動出来たら「python3 –version」と入力してください。
バージョンが表示されたらインストール完了できています。
Anacondaのインストール方法
ここからはAnacondaのインストール方法について解説していきます。
WindowsでもMacでも手順はほとんど変わりません。
インストール用のページへ
まずは以下のURLからAnacondaのインストール用ページを開きます。
https://www.anaconda.com/products/individual
下にスクロールしていくと、このような水色の画面が表示されます。
WindowsとMacで、それぞれ赤く囲っているリンクをクリックします。
インストーラー起動
ダウンロードが完了した後、ファイル(Windowsではexeファイル、Macではpkgファイル)をクリックするとインストーラーが起動します。
次に、「Next」ボタンをクリックします。
使用許諾画面が表示されるので「I Agree」または「同意する」をクリックします。
Macも同様です。
インストールタイプの選択
次にインストールタイプの選択画面が表示されますので、ここでは推奨されている「Just Me」をクリックします。
Macではインストール先→インストールの種類の順に選択画面が出てきます。
それぞれ、インストール可能な場所を選択してクリックしてください。
インストール先の選択
次にインストール先の選択画面が出てきます。
問題なければこちらでクリックしてください。
ただし、ここでインストール先のユーザー名に大文字やスペースなどが使用されていると、エラーが起こります。
半角文字のユーザー名のOSが無い場合は、「Back」で戻ってインストール先を「All Users」に変更するか、半角文字のユーザー名で新たなOSを作成する必要があります。
×悪い例
〇良い例
インストール開始
詳細画面が表示されるので、下のチェックボックスにのみチェックを入れてインストールを開始します。
インストール完了
インストールが完了すると、Windows、Macともに統合開発環境の紹介画面が表示されます。
特に興味がなければ「Next」を押して次に進みます。
インストール完了です。
チェックを入れるとチュートリアルなどのページが開きます。
不要な方はチェックを外して「Finish」ボタンを押してください。
まとめ
PythonとAnacondaの違いについてと、それぞれのインストール方法について解説しました。
いかがだったでしょうか。
無事にインストールが完了したら、早速Pythonを利用してみましょう。
