AI技術を搭載した、離散事象解析シミュレーターの最新版「FlexSim 2021」がリリースへ!

こんにちは!AI研究所の石川です。
本日のtopicsは、株式会社ゼネテックがリリースした、待ち行列理論を利用した離散事象解析3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の最新版「FlexSim 2021」をご紹介します。

日本総代理店として、日本初登場の3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の提供を務める株式会社ゼネテックは、待ち行列理論を利用した離散事象解析3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の最新版「FlexSim 2021」の日本語版を5月21日(金)にリリースしました。

FlexSimとは?

FlexSimは米国ユタ州のFlexSim Software Products、Inc.が開発する、ハイパフォーマンスな3Dシミュレーションソフトです。製造ラインや加工プロセス、物流倉庫、マテハンなどのシミュレーションモデルを、非常に軽量な3Dグラフィックを利用して構築し、モノ・ヒトの流れを計算します。機械や作業員の稼働率・作業負荷、作業時間など多岐にわたる情報を分かりやすい円グラフや折線グラフ(ダッシュボード)を使って一元的に表示します。これにより企業は自社、または顧客の工場や倉庫のボトルネックを発見し、性能を最大化するために必要な比較データを瞬時に得ることができます。
FlexSimはすでに、欧米や中国をはじめとした世界77ヵ国で使用されています。

 

「FlexSim 2021」の新機能

最新版「FlexSim 2021」ではUIを改善し、操作性や設定の視認性が大幅に改善され、ユーザビリティ―が向上しています。また、FlexSimの強みであるAIを搭載した「オプティマイザー」機能が強化され、指定範囲内における機械や作業者の最大稼働率や、導入指標を求めることが容易になりました。
さらに、倉庫管理の概念が新たに導入され、既存の倉庫管理システム(WMS)とFlexSimとの接続が可能となりました。その他にもChromeやEdgeといったブラウザ経由でのモデル検証や、移動経路を検証するAstar機能の強化など様々な改善、強化が行われています。
より最小の設定作業で、膨大な選択肢の中から一気に最適解を得られる「FlexSim 2021」は、製造工場や物流施設など「人・モノ」が動く現場に求められる生産性向上や最適化を強力にサポートします。

 オプティマイザー(Optimizer)

「What if ?」ではなく、「What‘s best ?」なアプローチで解を求めます。
オプティマイザー機能を使用することで、AIが最適解を算出します。例えば、準備できる機械の台数や、作業者の人数を範囲指定すると、その範囲内で機械の稼働率が最大かつ生産数が最大になる最適な機械台数・作業者数などを求めることが可能です。

倉庫管理

実際の倉庫管理状況をFlexSim上に再現します。倉庫管理の概念が新たに導入され、既存の倉庫管理システム(WMS)とFlexSimは、各種SQL、oracle、D/Bとの接続も可能です。

ウェブツール機能

ウェブブラウザChromeやMicrosoft Edge経由で、モデルの検証ができます。合わせてWEB-APIによるFlexSimモデルへのアクセスも可能です。パラメータの変更も行えるため、設備の処理速度やAGV・フォークリフトなどの走行速度・部材投入などを変えた場合の検証も行えます。

 

AI技術で「What if?」から「What’s best?」へ最適化を強力バックアップする、離散事象解析シミュレーターの最新版「FlexSim 2021」に注目です!

 

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