E資格の難易度と学習方法は?合格するための学習方法を徹底解説

E資格の難易度

E資格は、応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境という幅広い知識と、Pythonのプログラミングの知識が必要なため、難易度が高いと受け取られることが多くあります。そのため、自分でも合格できる可能性があるのかが不安になっている人もいるでしょう。

E資格を取得すればAIエンジニアとしての活躍の可能性が切り開かれますが、難易度があまりにも高いのなら躊躇してしまうという人もいるため、まずは、E資格の難易度や合格率の推移の事実をデータを元に確認しましょう。
ここでは合格率だけではなく、多角的にE資格の難易度を解説するので参考にして下さい。

E資格は、2018年9月に第1回目回の試験が開催されました。当時の試験の受験者数は387名、合格者は245名、合格率は 63.31%でした。
また、E資格受験者の年齢層は10代から60代までと幅広く、最も多い年齢層は20代、 次に30代と続き、全体の70%を占めています。
E資格受験者の業種は、ソフトウェア業と情報処理、提供サービスが全体の60%となっています。
その他の業種では、通信業・金融・不動産業・医療・就職を控える学生、転職を考えている他業種の方と、幅広い業種の人がE資格の取得を目指しています。
日本政府はAI人材育成に積極的に力を入れており、多くの企業もAI事業を視野に入れています。
ですから、今後どんどんAI人材の求人が増えていくことが予想されます。
今後のキャリアアップのためにE資格を取得して、将来に自己投資したり、転職したりする人が増えていくでしょう。

E資格を受験した方々の中には、ITやAIを扱う業界で働いている専門家も含まれているため、合格率だけではE資格の難易度を計ることはできません。

十分な対策をしないと合格するのは難しいけれど、網羅的に学習を進めてあれば誰でも合格できる可能性があるというくらいの水準なのがE資格試験です。

合格発表と合格によって得られるもの

E資格の試験結果は、試験の約2週間後にメールにて通知されます。

メールには、合否と分野別の得点率が記載されています。合格した方には、同じメール内に合格証書と合格者用ロゴのダウンロードリンクがはられているため、PDF形式でダウンロードできます。

合格証書には、2021 #1など、合格した回の番号が表記されていますので、いつの試験で合格したかがわかるようになっています。

合格証書には日本ディープラーニング協会の理事長で、東京大学の松尾豊教授のサインも入っていますのでちょっとした自慢になりますね!

合格者用ロゴは、2021#1段階では2種類送付されてきています。こちらは、名刺などに載せることでE資格を持っていることを示すことができるものです。

最近はオンラインミーティングも増えているため名刺を見る機会も減りましたが、AI関連、DX関連、IT関連の部署の方だと、E資格のロゴを貼られている方も多くなってきたように思います。

こちらは、G検定も同様に合格するとG検定のロゴが提供されますので、せっかく取った資格や検定をステータスとして名刺に貼ってみてください。

また、合否結果のメールとは別に、合格者のみCDLE(シードル)と呼ばれるコミュニティに参加することができます。CDLECommunity of Deep Learning Evangelists)とは、JDLAの資格試験(G検定/E資格)の合格者のみが参加できるコミュニティで、JDLA事務局からの招待制で参加できます。

コロナ禍で少なくなりましたが、JDLA主催の「合格者の会」やCDLEメンバー主催の勉強会など、オフラインの場でも合格者同士の交流ができるのと同時に、Slackを利用してオンラインでの交流や情報交換ができるため、E資格に合格した後も学び続けるモチベーションを維持することができます。

E資格のシラバス

E資格の出題内容

E資格では、一般的なAI知識の他、応用数学、機械学習、深層学習の応用など深層モデルの構築、Pythonを使ったプログラミングまで幅広く出題されます。

広く深い知識が必要となるE資格ですが、シラバスが公開されています。このシラバスに従って勉強することで効率的に学習をすすめることができます。

シラバスを紐解いてどのような問題が出題されるかを解説する記事を書きたい

E資格に合格するための学習方法

効率的な学習方法

E資格は受験のために認定プログラムの受講が必須となっているため、完全に独学で勉強することは考えなくても良いでしょう。自分の学習スタイルにあった認定プログラムを選定することが重要です。

また、市販の書籍やインターネット上の情報も活用しながら学習することで効率的に学ぶことができます。E資格では応用数学やPythonのプログラミング問題も出題されるため、数学に不安のある方やプログラミング経験のない方はそちらの知識を追加で学習されることもおすすめです。

合格者の声

ここではE資格に合格された方のE資格受験の感想とセミナーの感想を聞いてきました!

Aさんの感想

  • E資格を受験した感想を教えて下さい

セミナーでここがほぼ毎回出てるとか、出題されやすい部分を教えて頂いた項目を最後に見返せるように、用語集などに書き込んで、最後までチェックが出来ました。また、自身は個人的に印刷して頂いた用語集や問題集をいつでも持ち歩いてたので、PDFよりも印刷物の方が便利に感じました。

  • AI研究所のE資格対策講座に対して感想を教えて下さい

膨大な範囲から効率的に教えて頂いたので、どうゆうところが重要で、テストに出やすいのか、テスト直前は集中して勉強できました。フォローアップ対策もして頂いたので、新たな演習問題も解くことができ、より理解も深まりました。ご指導いただきありがとうございました。

Bさんの感想

  • E資格を受験した感想を教えて下さい

簡単な問題と、難しい問題が極端に思えた。もっと平均的な問題を出題したほうがいいんじゃないかと思った。

  • AI研究所のE資格対策講座に対して感想を教えて下さい

必要なところをおさえた、効率的で効果のある授業だったと思います。質問にも丁寧に回答いただきました。ありがとうございました。

自学習に最適な書籍

それではE資格の対策としておすすめの参考書を5つに絞ってご紹介します!

深層学習

こちらの本はE資格の出題範囲を網羅した教書的な本です。
AI研究の一分野として注目を集める深層学習(ディープラーニング)に関する教科書として世界的な評価を受けている解説書となります。
深層学習の理解に必要な数学や、ニューラルネットワークの基礎、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)やRNN(回帰結合型ニューラルネットワーク)などのモデルや、さらに深層学習の研究まで、深層学習の基礎を理論を含めてしっかり学習したい人に最適な内容になっています。

Pythonではじめる機械学習

こちらの本はディープラーニングについて学ぶ前に手をつけるべき参考書です。
先ほど書いた線形モデルや手法が詳しく書かれています。
そしてこの本は、第2章目の後半からディープラーニングの解説があるため、全くの初心者の方におすすめです。
また、この本はかなり有名な本でもあるので信頼できる書籍ですね。

「ゼロから作るDeep Learning」

この本はディープラーニングに関する本。ライブラリの使い方ではなく学問的なことが詳しく書かれています。
微分や微分を使った考え方が書かれていますが、ディープラーニング初学者への1冊目はおすすめできないです。
Pythonではじめる機械学習」の後に「ゼロから作るDeep Learning」の本を読むと、より理解が効率よく深まりますよ!

「いちばんやさしい機械学習プロジェクトの教本」

この本は、タイトル通り表や図を多く用いていて読みやすいです。
こちらは、「AI機械学習に必要な人材の状況」という業界の話。
「機械学習で得られるもの」、「機械学習プロジェクトに必要なリソースを知ろう」などが書かれています。
機械学習は、初学者という方におすすめです。

「人工知能プログラミングのための数学が分かる本」

数学が苦手、もしくは文系の方におすすめできる本です。
ベクトル、線形代数などを詳しく書いています。
さらに、家賃の問題を予測する問題設定で数学を解き進めることができるのです。

他のサイトでもE資格の参考書について説明されているので、チェックしてみてください。
E資格を受験する方にオススメしたい参考書の選び方

シラバス徹底解説ガイド

  1. 応用数学

E資格ではまず、応用数学の知識が必要になります。
具体的には、「線形代数、確率、統計、情報理論」といった知識です。
E資格を受験する際にはこうした大学数学レベルの知識をつけておくことが求められるのです。

  1. 機械学習

E資格を受けるにあたっては、機械学習の知識についても必要となります。
プログラムの内容としては、実用的な方法論や、さまざまな機械学習アルゴリズムがあります。
ディープラーニングに限らず、E資格ではAI機械学習全般に関する知識が求められるのです。

  1. 深層学習

E資格の深層学習については、下記のようなプログラム内容になっています。

  • 順伝播型ネットワーク/CNN
  • 深層モデルのための正則化/最適化
  • 回帰結合型ニューラルネットワーク
  • 生成モデル
  • 強化学習

E資格受験にあたってJDLA認定のプログラムを受講し、これらの知識を習得する必要があります。

  1. 開発・運用環境

E資格では、AIを開発するための周辺知識として開発や運用の環境に関する知識を当問題も出題されます。

例題と解説

例題と解説記事

まとめ

E資格の概要や、受験に必要な認定プログラムの内容についてご紹介しました。
E資格は実践的な資格でありながら、深層学習・機械学習の理論といった専門的な知識も求められます。
E資格に対応した講座は時間と費用がかかるのがネックです。
しかし、就職や転職で有利になったり、AIエンジニアの求人に応募できたりするなど、コストに見合った価値を得ることができるという大きな魅力があります。
今後は、AIエンジニアの急速な需要に伴ってE資格の注目度も高まり、資格取得の価値が上がっていくと見込まれます。
この機会に、ご自身のキャリアに自己投資したり就職や転職で使ったりするためにも、E資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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