AI研究所 - AI(人工知能)に脅かされないために、AI(人工知能)を作る側の人間になる -

HOME  >  AIの活用事例とは?生体認識やチャットボットなど徹底解説

公開日:2020.09.03 

AIの活用事例とは?生体認識やチャットボットなど徹底解説

AI(人工知能)の知識

AIによって新しい製品やサービスが次々に生み出されてきています。
ビジネスでの応用が活発になってきているものの、どのように活用されているのかがよくわからずにAIをこれから使っていくべきかを判断できずにいる人も少なくありません。
この記事ではAIとはそもそも何かについて触れた上で、主な活用事例について詳しく紹介します。

AIとは?

AIとはartificial intelligenceの略称で、日本語では人工知能を意味します。
AIとは一体何なのかは実は大きな問題で、国際的な了解を得ている明確な定義が存在しているわけではありません。
AIの専門家の間でも考え方に大きな違いがあるため、AI関係の学術会議などでは討論のテーマになることすらあるのが現状です。
ただ、共通的な認識を得ている部分は多いので、少し具体性を持たせながらAIとは何かを確認していきましょう。
AIは情報技術によって機械に知能と呼べるような力を発揮させられるようにしたものです。
よく言われているのが人が考えるのと同じように物事を考えたかのようにして判断し、インプットに対するアウトプットをできる技術だということです。
例えば、人はスポーツをするときにはただ練習をしているだけでもだんだんと上達していきます。
走り方を一つ取っても、理論的な説明を受けなかったとしても速く走ろうと考えて何度も走っているうちにフォームが改善していき、同じ筋力だったとしてもスムーズに速く走れるようになっていくでしょう。
このような学習をできるようにしているのがAIに共通する特徴です。
別の例として顔や声の認識が挙げられます。
10年以上ずっと会っていない人をふと街中で見かけたときに、あの人かもしれないと認識することができるでしょう。
顔も随分変わってしまっているのに直感的にきっとあの人だと判断できるのです。
これはAIがなかった頃の情報技術では難しいものでした。
完全に一致するものや、誤差範囲を定めて類似しているものを判断することはできましたが、顔のような複雑なものを対象として認識することは困難だったのです。
しかし、顔の特徴に関するデータベースを使用することによりパターンを学習させ、その強化をすることによって顔のような複雑なものでも類似性を見つけて合致するかどうかを判断できるようになっています。
このように学習の要素を取り入れた情報技術がAIと考えることができるでしょう。
技術開発が進められてきたことによりAIのアルゴリズムもかなりの数が生み出されてきました。
学習のあり方についてもディープラーニングや強化学習など、複数のパターンが創出されてきています。
その選定や組み合わせによってAIに基づく製品やサービスの開発が進められているのが現状です。

AIの活用事例

それでは早速AIの活用事例を1つ1つ紹介していきます。

生体認識システム

AIの活用事例として先に触れた画像認識や音声認識を利用した生体認証システムが挙げられます。
最も典型的なのは顔認証と声紋認証です。
指紋認証システムは生体認証としては初期から行われてきましたが、指紋は線と幅または深さという単純なパラメーター化が可能だったのでAIがなくても実用レベルの生体認証が可能になっていました。
ただ、もっと信頼性が高いものはないかという観点で、複雑な構成になっていて同じものは二つとない顔や声を認証するシステムが考案されてきたのです。
顔を見て誰かを当てる、声を聞いてその人かどうかを判別するといったことは人ならそれほど難しいことではないでしょう。
しかし、先に述べたように成長して顔貌が変わってしまうこともあれば、風邪をひいて声がガラガラになってしまうこともあります。
それでもなお本人かどうかを判別するのは指紋認証に比べたらかなり高度な技術が必要になるのはイメージできるでしょう。
それを可能にしたのがAIによる学習のアルゴリズムです。
声を例にすると、同じ人の声のパターンをまとめたデータベースがいくつかあったとしましょう。
普段の声、悲しいときの声、怒鳴ったときの声、風邪をひいたときの声といった形で色々な声のパターンがデータベース化されていると、AIを使えばその特徴的な部分を抽出して学習を進めることができます。
それによって全然違う人の声のインプットがあったときに、これはこの人の風邪をひいたときのパターンだと認識して認証を行えるといったことが可能になっています。

音声入力システム

音声入力システムもAIの活用事例として典型的なものです。
正確に言えば音声入力システム自体はAIを使わずに実現されていましたが、精度が低かったために実用に堪えない状況がありました。
音声の入力データから文字に落とし込むということを正確に行うのが困難だったのです。
これは人によって発音やアクセントに癖があることを考えれば明らかでしょう。
人は声紋の違いを直感的に認識できますが、機械は音に含まれている波長や音の大きさから判断して声として分析をすることになるのでさらに困難を伴います。
そのため、音声入力によって文章入力をすることができるようになったのはAIの力によるものなのです。
顔認証のような画像認識と同様に音声入力システムは基盤として確立されてきたので応用的な活用事例も増えてきました。
文字入力だけでなく、翻訳機能を搭載して通訳のようにして利用できるシステムも、声で指示をすることで操作できる家電製品なども生まれてきています。
スマートハウスの構想では音声入力によって住宅設備の操作を自在にできるようにすることも検討されていて、実現に向けた開発が進められているのが現状です。

チャットボット

音声入力システムのさらに延長で生まれてきた活用事例としてAI搭載のチャットボットが挙げられます。
チャットボットは比較的古くから開発されてきたシステムですが、人工無能とも呼ばれている状況が続いていました。
音声やテキストの入力をすると、その内容に対して回答をしていき、会話を成立させられるのがチャットボットです。
最終的な応用としてはコールセンターや受付などの対応に使用することが想定されていて、精力的な開発が進められてきたシステムです。
ただ、AIが登場する以前は音声入力を正確に行うのが難しかった影響でユーザーに丁寧に発声してもらわなければなりませんでした。
さらに答える内容は予め用意されたものから選択する仕組みで、会話が成立しないことも珍しくありませんでした。
しかし、AIによって音声入力の正確性が高まったことに加え、質問と回答だけでなく膨大な量の会話のデータベースを学習させることにより、スムーズな会話が可能なAIチャットボットが生み出されてきました。
企業向けにAIチャットボットの提供サービスをしている企業も出てきているため、本格的な応用が可能な状況ができています。
人工知能を持つチャットボットの利用によって市場調査をすることも検討が進んでいて、人が電話で行っていたアンケート調査もAIに担ってもらえるようになる日も遠くはありません。

AIの活用事例を学んで利用を検討しよう

AIは学習を利用する情報技術として様々な分野で応用が進められています。
画像認識や音声認識による生体認証システムや音声入力システムが代表的なもので、そのさらに応用も展開されるようになってきました。
人工無能と呼ばれたチャットボットも柔軟な対応をする人のようなシステムとして生まれ変わっています。
このような事例を学び、上手にAIを活用して新しいものを生み出していきましょう。


参考になったら「いいね!」と「シェア」をお願いします!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
AI(人工知能)セミナー開催中