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公開日:2020.08.18 [最終更新日]2020.08.22

トヨタの自動運転車とは?レベルから未来を徹底解説

強化学習

自動運転は海外でも積極的な取り組みが行われ、開発が進んでいる技術です。
日本国内においても市販車に採用され始め、実用化が急速に進んでいます。
自動運転という言葉のため誤解されがちですが、ドライバーが運転操作を行わないというわけではありません。
日本で実用化されている自動運転はドライバーをサポートする技術のことです。
今回は自動運転の特徴や現状、将来性などを詳しく解説します。

自動運転車とは?

自動運転車は、ドライバーの運転操作をサポートするための技術です。
自動運転は0~5までのレベルに区分されています。
レベルが高くなればなるほどドライバー自身が操作する割合が減っていくのが特徴です。

自動運転の仕組みとは?概要説明から事例まで徹底解説!

自動運転レベル0〜1

レベル0は、すべての運転操作をドライバーが行います。
車後方の死角を検知してドライバーへ警告するなどのシステムは運転操作に介入していないため、レベル0に含まれる技術です。
レベル1はステアリング操作や車のスピードをサポートします。
運転支援をし、車線の逸脱を検知してステアリング補正を行ったり、先行車との車間距離を適切に保つためにスピードを自動的に調節したりするシステムです。
レベル1ではステアリング操作とスピードの調節は連携をしません。
あくまでもそれぞれ個別のシステムとして成立しているものをレベル1とみなします。

自動運転レベル2〜3

レベル2は、ステアリング操作とスピード調節が連携して運転サポートを行うのがポイントです。
日本国内では、2017年7月の時点でレベル2までが公道最高水準として実用化されています。
レベル2の技術には渋滞時の運転支援システムなどがあり、渋滞時の運転ストレスや事故のトラブルを軽減することが目的です。
レベル3は、高速道路など特定の場所でのみ運転操作がすべて自動化されます。
ドライバーは基本的に運転操作を行いませんが、緊急時には運転対応を行う必要があるため必ず運転席に座っていなくてはいけません。

自動運転レベル4〜5

レベル4は特定の場所での、あらゆる運転操作が自動で行われます。
レベル3では緊急時の対応はドライバーの役目でしたが、レベル4になると自動運転システムが緊急時の対応も行います。
レベル5は、完全自動化システムです。
場所を特定せずどこでもドライバーの代わりに車が運転を行います。
レベル5の技術とシステムが確立されれば、車のハンドルやアクセルといったパーツが不要になるため車のデザインも大幅に変化するのが特徴です。

日本では自動運転システムレベル3の実現に向けて、国や企業が開発を行っています。
新しい運転システムを搭載した自動車が公道を走るためには、法律の整備などが必要ですので時間がかかります。

トヨタの自動運転車の現状は?

トヨタの自動運転車の現状は?

トヨタは日本を代表する自動車メーカーです。
自動車業界でもトップクラスの販売シェアを誇るトヨタでは、自動運転の取り組みも早くから行われています。
2017年7月には自動運転へのビジョンや戦略、開発、状況などを発表して注目を集めました。
トヨタは安全への貢献を最も重要視しています。
日本国内において交通事故の90%以上は運転者の不注意や操作ミスなどによるものとされています。
そのためトヨタは自動運転システムを採用することによって、ドライバーの運転をサポートし事故を軽減して安全性を向上することを目指しています。

またトヨタはMobility Teammate Concept(モビリティ・チームメイト・コンセプト)という考え方のもとに自動運転開発を行っているのも特徴です。
モビリティ・チームメイト・コンセプトとは、ドライバーと車がパートナーのように寄り添い協力しあうことによって、より安全性や操作性を高めていくという考え方です。
車が自分で周辺の交通状況などを把握し、様々な判断を行うことでドライバーにより快適で安全な運転を提供できるようになります。
車に人工知能の搭載する開発が進められているのも、トヨタのモビリティ・チームメイト・コンセプトによる新しいアプローチの一つです。

さらにトヨタは自動運転の取り組みの一つとして、MaaS(マース)向けの車両開発も行っています。
MaaSとはIT技術を用いて様々な交通手段をシームレスに活用できるシステムです。
例えばスマホにアプリをダウンロードすることで、あらゆる会社のバスや電車に乗ることができて支払いもスマホで一括で行えるというようなシステムになります。
トヨタは自動運転システムを搭載したモビリティサービス専用車両を開発し、実用化にむけて進めています。
トヨタは2020年の時点で、レベル4に相当する自動運転車のデモ走行と一般向け試乗を目指している状態です。

レベル4は特定の場所での完全自動運転であり、デモ走行や試乗が実現すれば実用化に向けて大きな前進となります。
トヨタの自動運転の技術としては、高度安全運転支援モードであるガーディアンと自動運転モードのショーファーなどです。
この2つのモードを組み合わせることで、安全で快適な自動運転の提供を目指しています。

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自動運転の未来

自動運転システムの実用化は、大きな可能性を示していますが、まだまだ多くの課題も残されています。
日本では採用されている自動運転システムはレベル2までです。
あくまでも運転のサポートシステムであり、ドライバーの代わりに車が自動的に運転を行うことはまだありません。
レベル3以上の自動運転システムが実用化するためには、事故が起きた時の責任などについて新たな法律の整備などが必要です。
レベル2までの自動運転システムは、運転操作を行っているのがドライバーのため事故が発生した時の責任はドライバーにあります。

しかし、レベル3以上の自動運転システムになると、ドライバーは基本的に運転操作を行っていませんので自己の責任はシステム側にあると考えられるのがポイントです。
このように自動運転システムが採用されることによって、事故などの責任をどこにどのように求めるのかといった問題が生じるため法やインフラの整備が課題とされています。
自動運転の実用化が進めば、ドライバーの負担が軽減されることがメリットです。
まず運転をしなくてもよくなるので、運転で疲れることがありません。
システムの判断で自動的に運転できれば、疲労などによる運転ミスや居眠り運転などを軽減することができると期待されています。

また渋滞時のストレスがなくなったり、必要以上のアクセルなどがなくなるため燃費が向上したりという点も自動運転の利点です。
より高レベルの自動運転システムが実用化されることによって、免許制度も大きく変わることが予測されます。
車が運転を行ってくれるため、視力に問題がある方や高齢者、障害を持っている方でも自動運転車なら移動手段として利用することが可能です。
このように高レベルの自動運転システムは多くのメリットがあるため、日本だけではなく世界各国が自動運転システムの実用化に乗り出しています。
技術の研究・開発や法の整備など課題は数多くありますが、近い将来に完全自動化が実現することが待ち望まれています。

完全自動運転も遠くない?

完全自動運転も遠くない?
自動運転システムは交通事故の減少などにつながるとして世界中から注目を集めています。
日本でもトヨタなどの自動車メーカーが取り組み、より高レベルの自動運転車の実現化に向けて研究と開発を行っているのが特徴です。
トヨタはレベル4の試運転や試乗を計画するなど積極的に自動運転車に取り組んでいます。
開発や安全性の確認、法の整備などが進めば完全自動運転の車に乗れる日も遠くないです。


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