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公開日:2020.07.31 

シンギュラリティはいつくるの?未来予想を徹底解説

AI(人工知能)の知識

AIの研究が進むにつれて、真剣に議論されるようになったのが、シンギュラリティという概念です。
これまでは、SF小説の世界でしか実現不可能であると思われていたことが、AIの急速的な進化によって、実現可能性を帯びてきたことが、このようなブームの背景にあります。
ここでは、シンギュラリティに興味を持っている人のために、シンギュラリティの概念や、実現されるかもしれない時期、AIの未来などについて、詳しく紹介します。

シンギュラリティとは

シンギュラリティとは、日本語に訳すと「技術的特異点」という意味で、テクノロジカル・シンギュラリティと言われることもあります。
AIの進化に関する未来予想図としての概念で、進化したAIが自分自身の手によって、自分の能力を際限もなく進化させることができるようになる状態のことを意味しています。
AIが自分自身の手で自らを進化させることができるようになれば、文明社会の主役が人間から機械の手に移る可能性も指摘されていて、機械文明が主役の世界において、全く新しい産業革命が起こるような可能性も、研究されています。

シンギュラリティと同じような概念が、初めて考え出されたのは19世紀のことで、当時の科学技術が飛躍的に進歩したことが、機械が人間にとってかわる未来の可能性を生み出しました。
シンギュラリティという言葉が一般にも広く使用されるようになったのは2010年代に入ってからですが、この言葉が広まった背景には二人の科学者の存在が大きな影響を及ぼしています。
一人は発明家のレイ・カーツワイルという人物で、もう一人はヴァーナー・ヴィンジという数学者です。
ヴィンジは学者のほかに、小説家という肩書きも持っている人物で、どちらも、科学的な根拠に基づいて、シンギュラリティが実現する可能性について研究しています。

彼らの研究において重要なキーワードになっているのが「意識の開放」という考え方です。
意識を開放することにより、人類の手によって作り出された科学技術が、飛躍的に発展することを予測しています。
シンギュラリティの実現可能性については、多くの科学者に議論されていますが、科学者以外の人の間でも、非常に強い関心を集めています。
シンギュラリティに対する基本的な考え方から全く異なっている研究者もいて、シンギュラリティを肯定的に考えている科学者も多いですが、否定的にとらえている専門家も少なからずいます。
肯定的にシンギュラリティを評価している科学者の中には、シンギュラリティを実現するための具体的な方法が研究されているとともに、シンギュラリティが人間の社会に及ぼす影響などについても、真剣に議論されています。

シンギュラリティがいつ来るかの予想

シンギュラリティがいつ来るかの予想

シンギュラリティがいつ発生するかは、研究者によって議論が大きく分かれていて、人により100年以上の幅があります。
シンギュラリティが非常に早い段階で実現可能になると予測している研究者の中には、21世紀の中ごろにはすでに、シンギュラリティが達成されているという、未来の姿が予測されています。
シンギュラリティの実現を遅く考えている研究者の中には、22世紀になると予測している人もいて、人によって考え方はさまざまです。
そのような中で、シンギュラリティが実現する可能性が高い具体的な時期として、非常に注目されているのが、2045年という年です。

2045年にシンギュラリティが実現すると多くの人が考えている根拠は、研究者レイ・カーツワイルの存在です。
カーツワイルは多くの具体的な例を取り上げながら、2045年にシンギュラリティが起こる可能性について説明しています。
科学者であるカーツワイルは、自らが考え出した収穫加速の法則に従って、シンギュラリティの実現性を説明しています。
彼は2005年の時点で、シンギュラリティが近い未来に実現することを予測していて、その後2010年代にAIの技術が急速に進化したことから、彼の予測が正しかったことが証明された形になり、多くの人が彼の発言を注目するようになりました。

しかし、「2045年にAIが人間の能力を上回る」というよく知られている言葉は、彼の考え方を正確には表しておらず、彼が2045年に予測しているのは、1000ドル程度のコンピュータでも、人間の頭脳の処理能力の100億倍になるであろうという未来です。
こうした高い性能を持ったコンピュータが一般にも広く普及することで、シンギュラリティが実現可能になるベースが作られることを、具体的に予測しています。
この時期にシンギュラリティが実現することにより、社会のあり方もそれまでとは全く異なったものになるであろうことも予期していて、AIの進化が人間の生活にもたらす大きな変化についても、2045年という年が一つの分岐点になると予測されています。

AIの未来

実際に実現されるのがいつになるかはわかりませんが、シンギュラリティが起こることにより、AIの機能も飛躍的に進化する未来が予測されています。
シンギュラリティが達成されることにより、AIが人間のかわりに、文明の進化をうながす役割を担う未来も予想されています。
AIが人間の存在自体に影響を与えるような未来も予測されていて、人間の考え方や存在のあり方が、AIによって大きく変化する可能性があることも指摘されています。

いずれにしても、AIが今以上に、人間の生活に大きな影響を与えるであろうことは、多くの科学者が予測していることです。
AIがただの、コンピュータの処理のための機械ではなくて、人間社会全体にとって非常に重要な役割を果たすようになるという考えが、こうした予想の根底に存在します。
シンギュラリティが実現することによって、AIの能力は無際限に進化していくことになり、自分自身の力によって、自分の能力を進化させたAIは、その能力を使用して、さらに自分を進化させるということが、際限もなく繰り返されることになります。
もし、このようなことが本当に実現したならば、AIの能力は人間の能力では決して到達できないような高みにまで到達する可能性もあり、人間がそれまでに築き上げてきた文明さえも、意味のないものになってしまう可能性もあります。

シンギュラリティが起こった後

シンギュラリティが達成された後には、さらに別のシンギュラリティが達成される可能性も研究されていますが、これは、AI自身が自分よりもさらに優れたAIを、自分の手で作り上げるという考え方です。
このようなシンギュラリティの連鎖が永久に繰り返されることで、人類が幸福になれるかどうかは、AIをコントロールできる人間の能力とも、大きく関係していると言われています。
AI自身が自律的に自分の進化を抑制できるような未来も考えられていますが、AIがより人間の思考に近くなるにつれて、人間とAIの違いも小さくなっていきます。
AIを利用して人間自体が進化するような未来も予想されていて、AIの持っている可能性は果てしなく広がっています。

AIの未来に大きな影響を与えるシンギュラリティ

AIの未来に大きな影響を与えるシンギュラリティ

シンギュラリティという言葉が広く使用されるようになりましたが、一般的には、「AIが、自分の力で自らを無制限に進化させることができるようになること」と理解されています。
シンギュラリティという言葉を広めたのは、レイ・カーツワイルという発明家で、シンギュラリティが2045年に起こるという予想も、彼の考えに基づくものです。
シンギュラリティはAIだけでなく、人間の未来にも影響を与えるものと、予測されています。


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