AI時代に技術者が生き残るために必要なスキルは?

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以前公開されたイギリスのオックスフォード大学のマイケル-A·オズボーン准教授の論文「未来の雇用」では、「今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が機械・ロボットによって代替されるだろう」と記載されています。

「未来の雇用」で紹介されている、機械・ロボットに代替されるであろう仕事の一部を紹介します。
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レストランの案内係
・保険の審査担当者
・電話オペレーター
・給与・福利厚生担当者
・レジ係
・ネイリスト
・クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員
・ホテルの受付係
・電話販売員
・時計修理工
・税務申告書代行者
・データ入力作業員
・苦情の処理・調査担当者
・薄記、会計、監査の事務員
・検査、分類、見本採集、測定を行う作業員
・カメラ、撮影機材の修理工
・金融機関のクレジットアナリスト
・メガネ、コンタクトレンズの技術者
・殺虫剤の混合、散布の技術者
・測量技術者、地図作成技術者
・造園・用地管理の作業員
・建設機器のオペレーター


これは、AI技術が発達することによって、単純な作業や過去のデータをもとに推測できる仕事については、オートメーション化が進むのではないかということを表しています。

さらに、完全にAIに仕事を奪われないとしても、人員削減が行われる仕事は今後たくさんでてくることが予想されます。
例えば、三菱東京UFJは、RPA(Robotic Process Automation)にいち早く着目し業務自動化の取り組みを行うことで、昨年、約1万人もの人員削減を行いました。

これらは、医者や弁護士、プログラマー、データサイエンティストの方など、多岐な職種にわたって同じことが言えます。

では、技術職や専門職の方が生き残るためには、今後どのようなスキルが必要となってくるのでしょうか?

それは、「伝達力」と「交渉力」です。


なぜ「伝達力」と「交渉力」が必要なのか?

技術者は、中堅になるにつれて、技術以外の様々なスキルが求められるようになってきます。
そして、「成長」や「技能修得」よりも「成果」を求められるようになります。

もし、高い技術があったとしても、お客さんは「あなたが自社にどう貢献してくれるか」しか関心がありませんし、会社は「どのような売上や利益をもたらせてくれるか」という視点で評価します。

単なるエキスパートではなく、プロフェッショナルな技術者、優秀なプロジェクトマネジャーなるには、技術力の足し算ばかりを続けていてはいけません。

そこで必要になってくるのが「伝達力」と「交渉力」です。

「伝達力」は、みなさんの高い技術力が、より高く評価を受けるためスキルです。
「交渉力」は、高い技術を発揮する機会と環境を手に入れるスキルです。

「伝達力」と「交渉力」こそが、今技術者が磨くべきスキルです。


「伝達力」と「交渉力」は誰にでも必ず身につくスキル

「コミュニケーションは苦手」と感じている方はロジックと方法を知らないだけであり、論理的な考え方を持ち、順を追って訓練することで必ず身につけることができます。

例えば、あなたの優れた技術を誰かに使ってもらいたい時、あなたはどのように説明しますか?
技術の「素晴らしさ」や「他社事例」を訴求していませんか?

確かに相手はあなたがどのような技術を持っているのかを知りたいでしょう。
ですがそれ以上に「自分にとってどう良いのか」への関心の方が強いのです。
むしろ、あなたの凄さに一時は感心こそすれど、本当は全く興味がないことも少なくありません。

では、あなたは「相手にとって」をどこまで追及しているでしょうか?
「他の方(企業)にも喜んでいただいています」「この技術は〜ができます」と、アピールばかりをしていたり、技術や製品を主語に置いていたりはしませんか?

知らない相手に対して「相手にとっての良い説明」を行うことはできません。
その前に相手を知る為の問いかけが必要になるのです。実は「聞く」ことが伝達力の最大のポイントなのです。
相手を知らずに行う「特徴」や「利点」の説明は、こちら側の論理でしかなくどこまでいっても独り言です。

「伝達力」と「交渉力」の本質を知らないとこういったことがおこります。
しかし、知っていれば、身につけ方がわかれば、誰がやっても同じような成果を得られるスキルが「伝達力」と「交渉力」です。

★「伝達力」と「交渉力」を知ることで、新卒入社の若手でも短期間で戦力になれます。
★「伝達力」と「交渉力」を理解することで、身につけた技術力の評価が高まり、他者からの見られ方が変わります。
★「伝達力」と「交渉力」を身につけることで、安定して「成果」を生み出せるようになり昇進や転職、起業が容易になります。


「伝達力」と「交渉力」を身につける方法

「伝達力」と「交渉力」を身につけるためには、「コミュニケーション」ロジックを学び、コミュニケーションが論理的に説明できる判断軸を手に入れる必要があります。

その上で、「伝達力」や「交渉力」としてのアウトプットスキルを、トレーニングすることで修得していきます。

コミュニケーションのロジックや、「伝達力」「交渉力」のアウトプットスキルを体系だって実践的に学びたい方はこちらのセミナーがお勧めです。

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また、受講者の置かれているリアルな状況に寄り添った実践方法で学ぶ事ができます。
そのため、必ず現場で役に立つ視点と解決策が手に入ります。

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